2006~2010のイタリア周辺やウサギやクルマや諸々の話。2018~は愛する老ワンコとインドに移住中。時々絵日記。リンクフリー。
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先日やっと見つけた手芸店をブラブラしていた時のこと。
オーナーの老夫婦はとっても優しく、ワタシの拙いイタリア語を
辛抱強く聴いてくれながら、布やボタンを選んでいた。
そこへ駆け込んできた一人の若いイタリア人男性。
彼は抱えていた緑色のカバンをカウンターに出すと、
店主のお爺さんに何か一生懸命訴えていた。
ちらりと見ると、そのカバンはショルダータイプで
大きなフタ状の部分に大きな穴が空いていた。
おそらくそこには何らかのブランドマークかエンブレムが
ついていたのだろう。
それが使いすぎたためか盗まれたのかわからないが、
とにかく大きく穴が空いているのだった。
しばらくふたりの男は話し合い、店主は一冊のカタログらしい
本を若い男に差し出した。
彼は一生懸命それを眺め、ある一種類のエンブレムを指差した。
店主は在庫を調べ、それならすぐにあるよと奥に一旦引っ込み、
しばらくして若い男にそのエンブレムを渡した。
若い男は嬉しそうにカバンとそのエンブレムを持って店を去った。
その一連の出来事と、その出来事がとても普通に行われていて
それがワタシの胸を打ったのだった。
モノを大事にする精神。
やはりイタリアはいい国だなあとしみじみと感じたのだった。
・・・たまには褒めるぞ。(笑
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久々に郵便局ネタ。
ちなみに前回の「郵便局ラプソディ」はコチラ。
(ブログ内検索で「郵便局」といれると結構出てくる(爆))
先週の金曜日、ブツを持って郵便局へ。
今回はちょっと大きなブツなので、送れるかどうか心配。
受付は幸い親切なオバサマ。
(以前この女性の着ていたスカートが素敵で褒めたら優しくなった)
「この荷物を送りたいのですが。」
そういって大きな箱をカウンターに置くと。
このポーズがでたら、絶対動かないイタリア人。
しかし彼女はサラサラとある人物の名前を書き、
「明日の午前中勤務するこのヒトに聞いてごらん。」
とその紙をワタシに渡した。
・・・ってあなた局員じゃないのかい?!
と突っ込みたい気持ちを抑え、仕方なくその場を去った。
梱包をし直したりして今日やっと再チャレンジ。
受付はちょっとぶっきらぼうな暗めのオジサマ。
名札の名前は教えてもらった人物の名前とは違うけど・・・まあいいや。
「この荷物を送りたいのですが。」
そういって大きな箱をカウンターに置くと。
そう。ここはイタリア。
努力や工夫はあまり意味をなさない。
要はタイミングか運。
もしくはヒトの気持ち次第。
あとは無事に着くことを祈るだけだな・・・トホトホ
このハナシを聞いたからか?友人が温泉の素を送ってくれた。
ああ~・・・(涙)
今夜はイタリアではじめての、娘の大好きな若草色のお風呂。
昨年別の友人が送ってくれたお風呂に入れる石も活躍中。
一緒に入った娘いわく
「日本のお風呂の香りがする~っ。」
身も心もあったまるぅ・・・
本当にありがとう!!
”人が自分のために考えて何かを贈ってくれるっていうのはね
ものすごく特別なことなんだよ”
うん。
そうだよね・・・
その言葉にも涙腺緩んだぜ。
今日路上でこんなクルマを見た。
・・・どーみても厚紙にマジックで手書きのナンバープレートが
どーみてもガムテープでひっつけてあった。
四隅のネジだけでとめる古いナンバープレートだったのか、
走行中に落ちて無くなってやむなく作ったのかも?
ちなみに振り返って後ろのプレートも確認したけど普通だった。
なんでもアリだな、イタリア。
***
午前中に突然、甲高いピーピーという警告音のような音が聴こえてきた。
外かと思ったらどうも家の中で鳴っているようだ。
耳を澄ませて突き止めると、それはなんとトイレから。
トイレなど水周りの配管はゼンブ壁の中のイタリア住宅。
そっからきこえるっぽいケド・・・なぜ?
そしてどうすれば??
めんどくさいな、イタリア。
(ちなみに水を流すと音がおさまる・・・なんなんだ~!!!)
***
午後、買い物に行ってさあレジという時に財布を忘れたことに気がついた。
家も近いのでとりあえずカゴに商品を移しなおし、レジの女性に
”家にお金を忘れてきたので取りに帰る”と伝えて走って家へ。
15分後くらいにスーパーに戻ると電気も消えて入り口も閉まってる。
中にヒトがいたのでジェスチャーで開けてくれるように頼むと一人の
男性店員が察して開けてくれた。
でも。
そしてやっぱりイタリアの店員は店の利益を上げることよりも
自分の帰宅時間のほうが大事!!なのだった・・・
帰宅途中にふと時計を見ると、2時。
さっきはまだ2時前だったんじゃん・・・
もう少し仕事せえよ、イタリア。
最初小栗旬とデートしていたのが、いつの間にかショウヘイとデートすることになり
しかもショウヘイが踊りながら崖から飛び降りてしまうというワケわからん夢にうなされ
強制的に目が覚めた今朝。
携帯が鳴った。
眠い目をこすり、出るとイキナリ大音響のイタリア人(♂)の声。
しきりにワタシの名前を言うのでワタシのことを知ってるようだが
誰なのかナニをいってるのか全くわからない。(頭もまだ起きてないし)
こちらが知らん!!と言い張っても”一年前に海で会ったよね!
覚えてる?ボクだよ、ボク!!!”と一向に引き下がる気配なし。
しまいには
「今、家にいるの?出かけない??」
と言い出したので、「い、今?今から??」と呟くと
「そう!今だよ、今!!!」
・・・ってアホやろ、イタリア人。
体調が悪いとかなんとかいってとっとと切ったが、もう勘弁。
時計を見たら午前8時55分だった。アホかー!!!
薄れ行く記憶&布団の中で、えーと誰だっけ???と考えるも、
マジでわからない。ちょっとコワイけど知り合いの知り合いかもなので
実害が無い限りは(ってコレも実害っちゃ実害だが)ほっとくか。
携帯にも家の電話にも、イタリア人から間違い電話や勧誘電話が
信じられないくらいよくかかってくる。
うっとおしいから切ってしまおうかと思うときもあるけれど、
リアルタイムに話すことでスムーズに事が運ぶこともある。
誤解が解けることもある。だからやっぱり声to声って大事だ。
ちなみにワタシは声フェチなのでヨロシク。
昨年のサンタクロウするはそんなこんなで無事終わり
(結局日本語バージョンを実家に頼みつつ、イタリア語で書いた
”とりあえずコレ置いとくけど後日必ず日本語版を持ってくるよ~”の
サンタからの手紙とユーロバージョンを枕元に置いた)1ヶ月遅れ+2日
の日曜日の朝、なんとか日本語バージョンを置くことができた。
(日本の郵便局だったら1週間も遅れないんだけどね・・・)
で、今朝、その包みを受け取った娘。
嬉しそうだったが、一言「コレ・・・」といいながら相方に袋を見せた。