2006~2010のイタリア周辺やウサギやクルマや諸々の話。2018~は愛する老ワンコとインドに移住中。時々絵日記。リンクフリー。
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タマゴ城の余韻を引きずりながら、ナポリ港の辺を
カフェ目指して歩く。
そのナポリ港の目の前に、大きな古城が立っている。
ヌオーヴォ城(Castel Nuovo)。nuovoはnewの意。
元はアンジュー家の城と呼ばれる13世紀の城。
それを15世紀になって再建、ルネッサンス様式の
傑作建築物のひとつだ。
街散策ついでに、歩きながら正面にぐるりと回り込む。
美しい城だ・・・
重々しい鉄の門に少し違和感を覚える・・・
後で知ったのだが・・・
大砲で打ち抜かれた跡が、門にくっきり残っていた。
わかるかな?
聳え立つ壁に体をぴったりくっつけて見上げると、
小さなブロックをいくつもいくつも積み重ねてできてる姿が、
その波打つ造りが、よくわかる。
そのあまりの大きさ、膨大さに目が眩む・・・
屋上に上がる。塔の傍には行けないが、くっきりとした
その輪郭が魅力的でゾっとする。
遠くに見えるナポリの街並みに、少しほっとする。
城の中には小さな博物館と教会があった。
総ガラス張りの床の下にはお墓のような石の発掘跡。
かなり奇妙な感覚に襲われた。^^;
フレスコ画。まだ補修中のものもあり、結構放置状態?
はじめて手で触れた。つるつるしていて温度があった。
美しかった。
城の中央辺りの踊り場から、ナポリ港を望む。
ヴェスーヴィオ火山がやっと全貌を見せてくれた。
今度は君に会いに行くよ。
門を出て、ふと振り返って見上げる。
このレリーフがルネッサンス様式の凱旋門・・・
圧倒されるね・・・
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・・・満腹になったところで、いざタマゴ城へ!
海に立つ彼女へ続く橋を渡る。
橋の上にはバイオリン弾きのおじさん。
奏でる曲は・・・「鬼のパンツ」(爆
↑
注)この曲の元は「フニクリ・フニクラ」でナポリ民謡。
↑
しかしこの時はこのことが頭になく^^;??と思いつつ楽しく
みんなで鬼のパンツを歌いながら(バカ)橋を渡る。
嫌がおうにも気分が盛り上がる。
向かって左手には、昔漁村だった古い町並みと海。
壁には、当時銃を構えるために作ったらしい穴も無数にある。
・・・小さな入り口。
鉄格子が重々しい。
城内から歩いてきた道を振り返る。
いくつか小窓がぽっかりと開いていて、海が一望できる。
格子も何もなく、こんな形で保存されているのが
この国らしい。
城の中と言うよりは、小さな街角のような内部。
・・・海の上に・・・こんな大きな・・・
昔のヒトは、どうやって作ったのだろう・・・
近くで楽しそうな歌声やおしゃべりが聞こえてきた。
そっと覗くと・・・
!!結婚式?!みんな楽しそう。
ポーズをとってくれたり。(笑
屋上?にでた。
当時のものと思われる大砲やその壁・・・
銃を固定しやすいように、ナナメに作ってある、穴。
見たままに撮る事ができなかったので残念だが・・・
”タマゴ城”の名の由来は、その城の”色”によるもの
だと思われるくらい、見事なクリーム色の城、だった。
12世紀の、古城。
タマゴ城より望む、ナポリの美しいマリーナ。
遠くにうっすらとヴェスヴィーオ火山。
ここは有名な歌になった「サンタ・ルチア」の地だ。
~古城その2へつづく・・・
青空な土曜日。
わが街ヴァストよりSS(自動車専用国道)を走って
約2時間のナポリへ向かう。実はローマより近い。
まっすぐな道・・・川も流れている。
山頂の街が見えるかな?
南イタリアの街は、こんな感じに点在しているんだ。
途中いくつかの小さな街を通り過ぎる。
菜の花もたくさん咲いてる。
途中、ちょっと迷って・・ナポリに到着。
デコボコの悪路。クルマやバイク、歩行者がバラバラで
スリル満点の交通事情。
洗濯物も・・・すごいね。
クルマネタ?が結構あったので、こっちにアップ。
是非どうぞ。
今回の目的は、ナポリにある”古城を見る”こと。
一番見たかったのは「タマゴ城(Castel dell'Ovo)」。
ガイドに載っていた、海の上に立つその姿と名前の
不思議さに惹かれた。
(ガイド本の評価は☆一個しかないけど(汗))
なんて魅力的な姿。
海に立つ、愛する鹿児島の名山「開聞岳」を思い出した。
逸る気持ちを抑えつつ、まずは腹ごしらえ。
午後1時を過ぎるとレストランはイタリア人が急増するので
その前に・・・(笑)
画像には入っていないが、向かって右には城が望める。
左手には画像のマリーナが広がる。
魚介類のマリネも美味しかったが、特筆すべきは
このカルボナーラ!!
久しぶりに日本風?のクリーミーなものに出会えた。
前述したように、こちらのカルボナーラはタマゴが
固まってて味気なく、あまり美味しくない。
ここのはチーズやクリームがふんだんで、ペーコンも
臭みがなく美味しかった!
~古城その1へ続く・・・