2006~2010のイタリア周辺やウサギやクルマや諸々の話。2018~は愛する老ワンコとインドに移住中。時々絵日記。リンクフリー。
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ミクシのウサギに関するコミュニティで「もうすぐアメリカから
日本に帰国するので海外渡航の情報が欲しい」というカキコミがあり、
そういえばちゃんと書いたことなかったなあ・・・
わたしも渡航前に情報が欲しくていろいろ調べたけれど、なかなか
情報が無くて泣きそうだったよなあ・・・
と思い出し、今更だけれども日本→イタリアのゆきウサの渡航経験談を
思いつく限り書こうと思う。
ただしイタリアは毎年コロコロと法律が変わる国なので、現在はまた
ルールが変わっちゃってるかもしれないことはご了承ください。
また一番いいのは”電話で直接聞く”ことなので、参考程度に考えて
いただけると有難いです。
***
まず、ウサギを日本から海外に連れて行くためには、出国の情報(日本サイド)
と入国の情報(受け入れる国の情報)が必要だ。これをしくじると、いざ日本を
無事出国できたものの、飛行機が着いた国で受け入れられず、空港で家族と
ウサギが別れなければならない事態にもなりかねない。
(海外から日本へ・・・はその逆ですね)
我々の場合、とりあえずネットでいろいろ経験談などを調べるも、イタリアにウサギを
連れて行った日本人の情報が無い・・・おまけに空港やかかりつけの獣医さんに聞くも
「他の国なら、あるいはワンコを連れて行った例は知ってるけれど・・・イタリアにウサギ
は聞かないねえ・・・」などとつれない返事。
もしかしてワタシはイタリアにウサギを連れてゆく初の日本人なのか?!
とカンチガイしてしまうほどの情報の無さ。
結局日本領事館にイタリア側のウサギ入国に関する情報を聞いてもらい、出国ギリギリ
の9月中旬にこういう回答を得た。でもこの回答を貰う前にすでに悪戦苦闘しており(爆)
9月上旬にはこんなやりとり、さらに数日前にはコレやアレなやりとりがあり、8月頭に
問い合わせたにもかかわらず、回答は一ヶ月以上かかったことになる。さすがイタリア。
ただその回答、つまり受け入れ国サイドの情報をボーッと待ってたわけではなく、
愛するウサを日本から海外に出国させるための一般的手続き、つまり日本サイドの
出国条件を調べ、空港での検疫手順確認、持参するケージの計量と対策、農林水産省
への問い合わせ、ゆきウサの健康診断とそれら書類を翻訳&公証役場と法務省での
認証取得(画像参照)などを入手できるものから入手していったのである。
これだけの書類を集めるのに、どれだけの時間がかかりどれだけの人々の
尽力が必要だったことか・・・(助けてくれた友達と走り回ってくださった
獣医さんにはどんなに感謝しても足りません!)そして数万円のお金も必要。
そして書類も整い、いざ空港で検疫!なのだが、連れて行った日と出発当日の
受取日含めて3日間は空港の検疫室で愛ウサは過ごすことになる。
つまり、逆算して出発の3日前に愛ウサを空港の検疫に連れて行くのである。
宿泊ケージもご飯も検疫室が全て準備&管理。
(注:セントレア(中部国際空港)出発の例です。空港によって検疫方法はおそらく
違うので、各空港に問い合わせるのが確実です)
愛ウサを検疫から受け取るのはフライト数時間前なので、早朝の出発便の
場合は当日受け取れない場合もあり、我々はそうだったので、空港ホテル
に宿泊して前日にゆきウサを引き取った。(ホテルにはナイショ(爆))
今になって思えば、検疫で3日もなれない場所に入れられて、そのまま
飛行機の貨物室に連れ去られるよりも・・一晩一緒に過ごせただけでも
我々も、そしてゆきウサもほっとできたんじゃないかな。
~日本からイタリアへ飛んだウサギ②へ続く~
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どうも。ゆきウサです。
ワタクシが月に帰った時から3度目の24日が過ぎて行きました。
3ヶ月前に月に帰った時に母親のconigliaを元気付けてくれた皆さんに感謝を込めて、
ワタクシゆきウサから元気玉(と名づけたこの日購入した入浴剤)をプレゼントします!
カウンター86666を踏まれた方に全種セット、前後の方に6個セット(6種類の
選択はコチラにお任せください)をイタリアの片田舎から飛ばします!!!
なお、カウンターは左枠カレンダー下のMENUクリック→出てきた黒い帯プラグインの
一番上の青い点数字です。
力強く踏まれた方は、コメントかメール(coniglian@gmail.com)、もしくは掲示板にて
ご報告くださいね!!レッツトライ!
とある方の文章で知ったウサギに対する誤解。
ウサギを家族に迎えたはいいが”懐かない”という理由で世話放棄だと。
・・・絶句&怒り心頭。
ウサギは・・心から対峙すればちゃんと応える。
我が家のゆきウサを見てくれればわかると思うし、一度でもウサギとちゃんと
向き合って世話をしたことがあるヒトは皆ウサギは懐くという。
今から約3年前に近所のペットショップの狭いケージで出会ったモコうさ。
彼は大きくなるまでずっとその狭いケージに入れられたままだったので、
体は曲がり歯も曲がり、うまく食べることが出来ない状態。
歯が奇形のため毛づくろいが上手くできず、異臭がしていた。
ガマンできなくなり、ゆきウサがいるのに引き取ってきてしまったが、
それを知ったとても優しい友人が、彼を家族として迎え入れてくれて
最後まで彼を優しく世話してくれた。
モコはペットショップで窮屈かつ不潔、そして他の動物たちの喧騒の中で
朝夕ずっと生きてきたので、はじめはとても怯えており・・・
人間を信用しろという方が無理な状態。
それでも徐々にワタシや友人に心を許し、甘えてきた。
腰が曲がり、ちゃんと歩くこともままならないのに、我々の足やヒザに
一生懸命に寄ってきて、ちょこんと頭をおくことさえした。
優しく撫でるとウットリした表情を見せ、もっと構って欲しいとアピール
する時もあった。
ウサギはヒトを愛して愛されるために存在する、と
ワタシはゆきやモコと関わって深く感じた。
ただそれには時間がかかるのだ。
ヒトだってそうだ。信頼関係を築くためには時間がかかるではないか。
そしてその”かかる時間”はそれぞれ違う。
自分の(時間の)尺で物事を判断し、自分に懐かない、自分の思い通りに
ならないから・・といって簡単に関係を絶つヒトは、きっとヒト同士の間でも
同じことをする哀れなヒトなんだろう。
ウサギは純粋で素直で賢いイキモノ。
おそらくヒトの何倍も。
体調不良と闘いながら苦しさに耐え、ずっと横になっていたゆきウサ。
この日だけはなぜか首をこうやってあげ、ワタシや娘をじっと見ていた。
彼女はうめき声ひとつあげず、泣きながら撫でるしかないワタシを
静かに受け止めてくれた。
この日の夕方、彼女は亡くなった。