2006~2010のイタリア周辺やウサギやクルマや諸々の話。2018~は愛する老ワンコとインドに移住中。時々絵日記。リンクフリー。
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バタバタと家族がみんな外へ出て、自分だけの朝の至福のひととき。
ご飯が微妙な量(夕食分には足りないくらい)残っていたけど
どうしてもお蕎麦が食べたくなった。しかもあったかい蕎麦。
ねぎとわかめたっぷりの濃い目のつゆを作って蕎麦を湯がいた。
「良かれと思ってやった」
あまり好きではない言葉。
「やりたいからやった」
うん。こっちのほうが潔くて好き。
いい匂いがキッチンに満ち始める。
ふとガラスポットの汚れが気になり、イタリアで購入した重曹を
パラパラを降りかけてポットを丸ごとお湯に浸した。
数分でみるみる落ちる茶渋。白濁していた水が茶色に変わる。
研磨材でゴシゴシこすらなくても
洗剤をドバドバかけなくても
カラダにも環境にも優しく
あっという間にピカピカになれる方法をこの国に来て知った。
「ある」ことは「ない」ことを隠してしまうことがあるけれど
「ない」ことは「ある」ことを気がつかせるきっかけになる。
はっと我に返ると鍋は沸騰していて
予定とは若干違うモノになってしまったが
食べたい時に食べられるということは
なんて幸せなことなんだろう。
霧で始まった朝。
最近冷え込みが弱まる。
湿気があるのか、洗濯物が全く乾かない。
娘の学校が終わった後、我が家の傍のアルゼンチン料理店にて
日本人女性数人でランチへ。
この店には夕食時に何度か来て過去イロイロ苦しめられてきたものの
ランチメニューに興味があって思い切ってみんなで来たのだ。
かくして大人な女性陣はみんな9ユーロのランチメニュー。
そして娘だけひとり15ユーロの肉。
娘の食欲には呆気にとられたが、ランチメニューも想像より好感触。
なにより女子話に花が咲く。
ふと窓際を見ると、老夫婦が我々と同じメニューを静かに食べていた。
ペアのオレンジの服が素敵だったなあ。
ちなみにイタリアでは昼食(pranzo)が正餐(一日のうちの主要な食事)
とされることが多い。そのため仕事場でもお昼休みは長く、父親も家に
帰ってきて家族みんなで食卓を囲むのだ。
(もちろん我々日系含む外資系企業家族は例外・・・)
今週の土曜日はローマに行かなかった・・というか行けなかった。
相方がまたもや些細なことで不機嫌になり、ワタシを置き去りにして
娘とローマに行こうと駐車場に向かったところ、そんな相方に娘が反撃。
さらに腹を立てた相方はいきなりキレてどこかに行ってしまったらしい。
泣きながら駐車場から家に帰ってきた娘に事情を聞き、呆れかえってしまった。
ワタシが連れていこうにも、運悪く今はクルマが使えない状態。
仕方なく学校に「今日は休みます」と連絡を入れ、頼りになる妻友に連絡。
高速で約1時間の町までの買い物に便乗させてもらった。
早くもクリスマスのコーナーが出来ていてわくわく。
娘と目を輝かせて見ていたら、思いがけなく日本語で声をかけられた。
相方の上司だった。
休みの日に会社の方々に会ったことなんてないのに・・・ビックリ。
聞かれたので正直に今日の経緯を話す。
その後お茶をしたり食料品などを買い込んで、19時には帰宅。
あたたかく優しい友達夫婦にお礼を言って別れる。
昼過ぎまで居なかった相方は帰ってきていてソファで寝ていた。
一応家族分の夕食を作って娘と食べ、約束していたもうひとりの妻友達と
バールに向かった。
娘も「家で父さんと一緒にいたくない」といってついて来た。
最近ワタシだけではなく娘までも相方の一挙一動にビクビクしている。
我が町の中心にある古城を改造したバールで、なかなかお洒落。
入った途端、友達が「あれ・・・なんか見たことある顔が・・・」
なんと!!ここでも会社のオジサマ方に会う。
今日はどうもヒトと会う日のようだ・・・
もちろん合流して皆でわいわい。
オジサマ方、実は日曜日に相方と一緒にゴルフに行く予定のメンバー。(笑)
店内のトイレが異次元空間なのに思わず絶句。
高級ワインもご馳走になり、0時にはおひらきに。
あ~・・・頼れる優しい人の存在ってなんて有難いんだろう・・・
笑ってたけど、本当は泣きそうだった。
今日はたくさんの人々にお世話になり、甘えまくってしまった。
いつかちゃんと恩返ししたい。
毎度お馴染みのローマへ向かう途中の山々も、なんとなく紅葉。
10月に入り、今年もやってきましたローマ日本語学校のバザーの季節。
日曜日の朝早くからいろいろやることがあるので、
今年も土曜日の学校後ローマに一泊。
学校に向かう前にF1日本グランプリをしっかりテレビで見届ける。
(テレビ下のデジタル時計が8時過ぎなのに注目)
またまた大波乱だったけど面白かった。
今年の富士はスムーズだったかな・・・(心配)
そして眠い目をこすりつつ、今年もバザー会場ではヤキソバ屋で奮闘。
心配していた天気も上々で暑いくらい・・・
今年もイタリア人パパがすごく真剣かつ楽しそうに焼いてくれた。
イタリア人(しかも男性)が積極的に参加して実際に食事(しかもヤキソバ)
を作る作業はイタリア人客の興味をそそるらしく、たくさんのイタリア人が
ブースの周りに立って覗き込んでいた。
なんとカラビニエーリ(国防省警察)もじっと見ていた。
しかも焼く手まねまで!←やってみたいのか?(笑)
そしてこんなイタリア人カメラ小僧も。
撮影対象が「ヤキソバ」ってところが妙にシュール。
途中休憩で会場をぶらついていると、今年もいろんな日本語Tシャツを
着ているイタリア人が今年もちらほらいたけど撮れず・・・残念。
かわりにゴスロリの格好をしたイタリアーナが何人かいて、声をかけて
快く撮らせてもらった。なかなか似合ってるね♪
それにしても暑かったなあ。
イタリア人男性を夫に持つ日本人女性といろいろ話をした。
両親とも日本人の我が家と違って(たとえ週に一度であっても)
日本語学校に通わせることの世間的・経済的な難しさを聞いて
胸が痛くなった。我々はまだ恵まれているのだな・・・