2006~2010のイタリア周辺やウサギやクルマや諸々の話。2018~は愛する老ワンコとインドに移住中。時々絵日記。リンクフリー。
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今日の昼、現在は夜の日本から届いた悲痛なニュース。
子供たちのスイミングスクールが終わる直前だったとのこと。
終わった後だったら・・・と思うと怒りが収まらない。
事実子供も数人撃たれている様だ。
しかも犯人は逃走中だとか。
(15日朝、犯人死亡(自殺?)で発見)
日本もついに無差別殺人が当たり前のように起こる国に成り下がった。
銃犯罪も後を絶たない。
迷彩服を着ていたというが、「戦闘ごっこ」のつもりなのか。
そんなに銃が使いたかったら実際の戦場に行ってみろ!
撃つだけでなく、撃たれる側の気持ちを味わうべきだ。
銃を使うことを甘く見るな!!!本当に腹立たしい・・・
イタリアでも殺人事件のニュースは連日のように流れるが
何か理由があって起こることが多い気がする。
お金や恋愛絡みとか・・・無差別殺人は聞かないと思う。
ちなみに今日の昼は、トラックのストライキの影響で野菜や果物、肉が
30%値上がりしたというのがトップニュースだった。
・・・ストライキでトラック運転手関係は恩恵を得たかもしれないが
その結果、物価が更に値上がりするのってどうなの??
不思議な国、イタリア・・・
今日、なぜかここアブルッツオ州だけ雪。
南で海ばたなのに・・・つか北って晴れてんですけど??
現在ふたご座流星群が眺められる時期のようだ。
もし夜に天気が回復して星が見えるようだったら、是非夜空を見上げて
宇宙や自然の巨大さと懐の深さに触れたいと思う。
そしてヒトのちっぽけさや無力さを噛み締めたい。
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月曜日のイタリアのお昼のニュースでお茶の間に流れた映像に
ワタシは目が点になった。
・・・なにコレ?
週末のお出かけ渋滞?!?!
と呑気に考えていたら、次の画像が。
”TIRのこのブロック状態をあなたは5日間耐えられるか?
この番号にSMSで”はい”か”いいえ”を送信してね♪”
ってな感じ?(この国ってホント討論するの好きだなあ・・・)
後で調べたら、どうやらトラック運転手のストライキらしい・・・
しかも5日間もあるのーーーーー?????
現地ローマにお住まいのPallinaさんが、生々しい現地の記事を
書かれてくださっているので是非ご覧ください・・・コチラ
ちなみにガイドブックに載ってない、超マイナーな我が州アブルッツオの
バカトラック運転手もこのストライキに参加している模様。
(さっきアブルッツオ州専用のテレビ局放送のニュースで流れていた)
オイ!笑ってる場合じゃないだろーがっっっ!!!
高速道路が停まるうんぬんもだが、なによりガソリンを運ぶ
タンクローリー車が走れないとすんごく困るじゃないか・・・
相方がボソッと「後でガソリン入れに行こう。」
「最悪今週はローマに行けないな・・・」と呟いている。
ホントイタリアって恐ろしい国だわ・・・
追記:12日水曜日現在、
わが町ヴァスト中のガソリンスタンドは全店閉店の模様。
こんな田舎町にまで深刻な影響が・・・ガビーン
タイトルのPermesso di soggiorno(ペルメッソ・ディ・ソッジョルノ)
とは「滞在許可書」のことで、外国人はコレを携帯しなくてはならない。
そしてこの書類には、イタリアに滞在する多くの日本人が
(というか外国人はみな)日々泣かされている。
ワタシたち家族は相方が勤める地元大手の日系企業に助けられているため
かなり優遇されていると思うが、そうでないと夜も明けぬ早朝から”移民局”
というところへ並んだり(実はワタシ自身は移民局というところに行ったことが
ない・・・)イタリア人の冷たい対応にハラハラせねばならないらしい。
考えただけでも疲れる・・・。
それでも郵便局や市役所や写真屋や、とにかくいろんなところへ半日
連れまわされ、一体この日やったことがどの書類のためなのか正直
わからなくなってくる。
そして必ず前日に「明日書類のために○○へ行くから」と連絡がある・・・。
数日前に郵送で”滞在許可書更新”に関するお知らせ?が届いていたので
そろそろかな~とは思っていたのだが。
で、今日その手続きのワンステップに行ってきた。
手続きが数時間、いや即日中に終わらないのがイタリアである。
朝の9時に総務の女性と待ち合わせ。
写真を撮って昨年は行かなかったPOLIZIA(警察)に行くらしい。
(ルールが変わったのか?去年は相方が全てやったのか??ナゾだが)
早速写真屋に行くも、開いてない・・・
総務の女性曰く「コーヒーでも飲んでるのかしら?」と、こともなげに警察へ直行。
警察の開門は10時でまだ開かないはずなのに、コネか?あっさり入れてもらう。
「写真屋に行ったらカフェに行ってるみたいだから、先にこっちに来たわ。」
「そっか、じゃあ写真は後で持ってきてね。」
て、適当・・・。
簡単な英語で通訳してもらって出生地や身長などいろんな質問や
目や髪の色をチェック。
そしていよいよ指紋取りである。
イキナリ腕をまくるようにいわれ、版画のようにベラベラと黒い液体?を
掌に塗られた。
ううっ。なんだか屈辱的・・・
次は写真屋へ・・・なのだが。
ここで問題発生。娘の写真も必要だというのだ。
(つかよく考えたら去年も必要だったよ・・・)
娘は学校に行っててどうにもならないので、とりあえずワタシだけ写真を撮り
午後(もちろん昼寝タイムの13時~16時までは閉店なのでその後)
また写真屋へ行って娘の写真を撮り、またまた警察へ行かねばならない。
そして総務の女性は
「あなたお嬢さんと16時にこの写真屋に来てその後警察に行ってね。
ワタシ午後はミーティングあるから・・・大丈夫、問題ないわよ。」
と言い残し、会社に戻っていった。
午前中まるっと潰してちっともコトが運ばない国、イタリア・・・
つか一日使ってやることかい、コレ。
結局16時ちょっと過ぎ(←キッカリ行ってもきっと開いてないだろうと
気を利かせて15分後くらい)に行ったのに、なんとまだ開いてない・・
つか電気もついてない写真屋。
家に帰ってまた来るのもメンドクサイというかアホクサイので
近くのカフェで娘とケーキ食べて45分後に行くも、まだ閉店。
いい加減ハラが立ってきたので相方経由で総務に電話している最中に
写真屋のオッサンがひょこひょこ登場。
しかも第一声が「16時だったよね?」って・・・オイ。
無事娘の写真も撮り終わり、写真屋に並ぶ古いカメラを愛でつつ、
あるものに目が留まり、喋ること数分。
オッサンの親が第二次世界大戦で陸軍だったらしく、その影響で
戦車を集めているらしい。しかし日本のものがあるとは・・・
DeAGOSTINIで集めたらしいそのコレクションはスゴイ数で、
ガラスケースに美しく並んでいた。
(ちなみにDeAGOSTINI(ディアゴスティーニ)の本社はイタリア)
その後警察へ。
正面の思いドアは当然閉まっていて、なんといえばいいのか困ったが
とりあえずインターホンに「約束があるんだが。」といったら開けてくれた。
・・・時間とか誰と約束したのかとか何も言ってないけど・・・
警察に(しかも外国人が)こんなに簡単に入れるなんて、さすがイタリア。
午前中手続きをしてくれたオッサンが招き入れてくれて、早速娘の写真を
手渡すと、急にワタシに早口でまくし立てると席を立ってしまった。
・・・どうやら”君(ワタシ)の写真はどうした?!”とほざいているらしい。
えっ・・・と焦るワタシ。
午前中撮りに行った後、総務の女性が渡してなかったっけ??
つかそれってワタシのせいか???
コッチが憤慨するわいと思いつつ、またまた相方経由で総務に連絡すると
結局総務の女性の手落ちだったようで、また明日やっておきますとの返事。
オッサンにも電話してくれて一段落。
その後青く光るアヤシイ機械の上に指を一本ずつ翳すようにいわれ、
神妙に従った。指紋の認証、なんだろうか??
(午前中やった手形取り?とはエライ違い・・つかなんでまた指紋取ってるの???)
後で気がついたのだが、ワタシたちが手続きした部屋のドアには
「STRANIERI」(ストラニエーリ/外国人)の文字。
何重にもドアがあったり、オッサンがピリピリするのも仕方ないのかな・・・
でもちょっとビックリした。
こうして一日かけていろいろやっても所詮まだワンステップ。
この後また呼び出しとかあるのだろうか・・・
でも郵送とか細かい雑事はきっと総務の方がやってくれているので
有難いことだ・・・つか我々でスムーズにできる自信がない。
そしていつ手にできるのだろうか・・・
↑去年作った滞在許可書とID(身分証明書)。
入手できたのは申請して半年後くらいだったかな・・・ハア
申請中にもし期限が切れても、
この国はじぇんじぇん責任取らないんだろうな・・・ハアアアアアア
昨日の夕方、娘の小学校に出向いた。
学期末の先生方との懇談があるらしい。
苗字のアルファベット順に時間が決まっていて、ワタシたち親子は18時から。
キッチリの時間に着いたのに、まだ数家族が教室の前に列を作っていた。
30分以上待ってやっとワタシたちかと思いきや
(他のイタリア人紳士や先生が”あなた方の番ですよ”と
頷いたり合図をしてくださったのに)
苗字がVの家族が割って入り「ワタシたちは18時の約束だった」
とさっさと教室に入ってしまった。
・・・ワタクシたちも18時なんだがな。
仕方なくまたしばらく待って、ようやく呼ばれたのが、結局19時。
(今度から絶対時間通りに来ない、来ないぞ!)
先生は娘をベた褒めで、「イタリア語は大丈夫でしょうか?」
「何か問題はありませんか?」との問いにも「問題ない!」
「素晴らしい!!」と褒めるばかり・・・
そして「イタリアの子供って声高で騒がしいけれど、
日本の子供はみんな声がアルト(低音)でトランクイッラ(物静か)なの?」
と真剣に聞いてきたので
「いやー、日本の子供も声高で騒がしい子はいますよ~いっぱい。」と答えた。
それって国の違いというよりも、個人的な違いじゃないかと思うのだが・・・
そういえばその日のイタリア語のレッスンで、イタリア語にも湾曲な表現がある
ということを習ってちょっとビックリした。
「昨夜何してた?」と直接聞くのではなく
「昨夜なにかいいことがあった?」という風に聞く、と。
(・・・実際どのくらいのイタリア人が使うかどうか不明だが・・)
時々イタリア人から色々と尋ねられるが、質問は極めてストレートだと思う。
レッスンの先生と友人と学校の先生に、この日偶然3回もこの言葉をいった。
「イタリアでは”良い、悪い”をハッキリ聞いたり答えたりすると思うけど、
日本ではたとえ”悪い”と思っても”まあまあ”って曖昧に答えてしまうような
ところはありますね。」
そう答えた後、みんな一様に頷いていた。
でもその割りに「cosi(e)cosi」と答えると、いつも怪訝な顔をするイタリア人。
場合によっては「なんでだ?!」と迫ってくる。
なので最近ワタシは”まあまあ”という表現を極力いわないようにしている。
しかし不思議だ。
イタリア人は人間臭くて日本人はロボットのようだというけれど
ヒト独特の曖昧さを愛しているのは日本人のほうだ。
そしてワタシは紛れも無く、曖昧さを愛する日本人なのだ。
*** おまけ ***
このナターレ(クリスマス)の時期、イタリアの男女は
赤い下着を贈りあうらしい。
ランジェリーショップはもちろん、色気の無いスーパーの
売り場でさえこんな感じで赤い下着(しかも男性用)が並ぶ。
う、売れるのだろうか・・・
”やれる時にやれることを一生懸命やろう。
たとえ報われなくても。”
なんとなくそう感じている今日この頃。
日本語学校の図書館から借りた「ああ無情」の本。
冬休み中に娘が読んでくれれば・・と借りてきたのだが、
次の日から彼女はいきなり読み始め、一気に読み終えていた。
うーん、負けられない。
栞はイタリアンデザイン。
木で出来ているのだが、軽く使いやすいお気に入りだ。
12月に入ってこの小さな町でもクルマの大洪水。
相棒に乗りたい気持ちも山々だが、駐車場やかかる時間、
相棒の身を案ずると自然に歩く機会が多くなった。
都会はもっと大々的に飾りつけをするイタリアの12月。
所詮わが町(・・の中心地)はこんな感じ。
娘が気に入って思わず購入したオーナメント。
飾るツリーも無いのに。
この国らしい独特のデザイン。綺麗だと思う。
デザインが独特といえば・・・
昼間に行った郵便局で出会った切手。
今日の窓口のオジサンは気が利くヒトで、味気ないスタンプではなく
いろんな切手を選んで貼ってくれた。
(貼り方はすっごく不細工で今にも剥がれそうなんだけど・・・)
オジサンがめくる切手ファイルの中を見ていて
目敏くみつけたワタシ。
思わず「この切手をあるだけくれ!」と叫んだ。
・・・4枚しかなかった・・・。
「フェラーリはないの?」と聞いたらニヤリと笑われた。
「今日5日水曜日は日本全国一番の寒さでしょう」と
イタリア時間23時に放送される「おはよう日本」の
朝イチニュースでいっていた。
その頃ここ南イタリアの片隅では霰?が降った。
ふと気配を感じて見ると
大事な春菊ちゃんがしょんぼり項垂れていた。
大慌てで水。
世界は繋がっていて
自然はどこまでもまっすぐで素直。
そしてそれは遠い世界のことではなく
知るために特別な知識や能力は必要ない。
身近なこと、誰にでもわかることだ。
*** *** ***
某S氏に教えてもらった「横浜市の盲学校の子どもたちの写真展」
目の見えない子供たちが”心で撮った”写真には胸を打たれる。
「子供は天才!」ブログ
祈るように撮る、か。
いい言葉だな・・・