2006~2010のイタリア周辺やウサギやクルマや諸々の話。2018~は愛する老ワンコとインドに移住中。時々絵日記。リンクフリー。
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日中はローマの日本語補習校に行っていたので
わが町Vastoのお祭りがあっている中心街(Centro)には
夜が更けてからしか行くことができなかった。
すでに時刻が23時近くだったので「もう終わってるかもね~」
なんていいつつ、クルマでグルっと町を周ってみるか~なんて
一年近くもイタリアに住んでいながら
イタリア人をまだ理解してなかった。
ごめんなさい。
町中は大渋滞で、祭りはまだまだ今からだよ的盛り上がり。
駐車場無くて、町外れに停めて歩いた。
おおおおおおおお・・・
この通りがメインでこの先の教会まで続いているようだ。
脇の細い通りにもこんな可愛らしいネオンが。
教会に近づくと・・・
!!
ドーム型の建物の中にオーケストラが!
クラシック曲やポップな曲を演奏し、観客を魅了していた。
(時間があったら音をアップする予定)
この教会で行き止まりなので、美しいアーチを引き返す。
町の広場のようなところでもヒトがいっぱい。
Vastoの町の姿を、大昔から現在まで
大きなパネルで紹介されていたり。
先週のプレ・イベントのように、ここでも屋台がズラリ。
更にすごかったのが「移動遊園地」。
夏にマリーナで見た遊園地どころではない。
坂の上の町並みなので、むちゃくちゃ狭い敷地なのに
ぐりんぐりん回る絶叫マシーンと長蛇の列。
人々の叫び声と喚き声とマシーンの爆音と音楽・・・
(何度も言うけど今現在0時回ってます・・・)
めっちゃ近くにマンションとかあるし・・・
住んでるヒト、いるんだよね・・・
あたしゃ住めないよ。絶対イヤ。ムリ。
射的とかUFOキャッシャーもあるが、どこをどう見ても
お金払った分損なルールと品揃えなため素通り。
で、今回サイコーに愉快だったのがコレ!!
コレはスバラシイ!!!
イタリア人ブラボー!!!!!
ロデオ・アトラクション。←勝手に命名。
(ワタシは生まれて初めて見たのだが、日本にもあるのか?!)
これ、見てるだけでもむっちゃ面白い。
(つか見せる遊具なのか?と思わせるステージのような設備)
つるつるのウシのベンチみたいなものに座って落ちないように
頑張るってだけの単純なアトラクションなんだけど、
ウシの動きやら絶妙な音楽(MTVで流れるような普通の音楽
なんだけど、使い方がホントうまい!!)そしてDJ!!
ほんっっっっっとうに面白かった!!!
(よく見たらバックのイラストは「闘牛」なんだけど、この
アトラクションはどう見ても「ロデオ」なんですけど・・)
参加者のイタリア人も、右往左往したり仲間をひきずったり
オーバーアクションで最高に面白いんだ、これが。
25時を過ぎても一向に人々は減らず・・・
道端で絵を売ってるバングラデッシュの方から絵を買って帰った。
この絵についてはいずれまた触れようと思う。
大好きな塔と今夜の月。
こうやってカメラ構えて撮ってると、イタリア人がみな
不思議そうな顔して振り返って同じように空を仰ぐんだな、これが。
「何があるんだろう?」的に。
帰宅後も片づけやらなんやらで、結局寝たのが朝5時過ぎ。
一応7時前に目覚ましが鳴ったのは覚えているが・・・
ゴソゴソ起きて見ていた娘が結果を先に教えてくれた。ギャー
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今日も近くのリストランテへ夕食を食べに行った。
ご夫婦2人で経営されているようで、ダンナさんが料理されて
奥さんが給仕をしている。
・・・しかし今夜も客は私たち家族だけ。
大丈夫なのか?この店・・・
(店の雰囲気も料理の味も悪くないし、なによりオーナーのご夫婦が
とっても感じがいいので絶対潰れてほしくないんだけど・・・)
アンティパストに海鮮盛り合わせ、プリモにパスタ、そしてセコンドに
魚(今夜は鱸)のグリルとずっと食べたかったブロデット!!
ブロデットとは、アドリア海沿岸の魚のスープで、特に魚介類が
豊富なここヴァストの町では有名な料理。
メニューにも”Brodetto di Vasto(ヴァストのブロデット)”と
書いてあるほど。
Rosso(ロッソ/赤)とBianco(ビアンコ/白)のスープがあり、
ここはロッソ。
一緒に運ばれてきたカリっと焼いたパンを
ブロデットのスープに浸して食べる。
魚介の旨味とトマトスープの味がたまらなく美味しい。
南イタリアで魚料理を注文すると、料理人が自ら調理する前の
生の魚をテーブルに見せにくる。
”どうだ、新鮮だろ?”という感じで。
(どう見ても”え?新鮮か?コレ・・”という魚が
運ばれてくる店もあるとか・・・)
この店の魚は前回も今回も新鮮でデカイ。
そして食事が落ち着いてくると、料理人がわざわざテーブルに
挨拶にやってくる。料理が美味しかった場合、客はここで惜しみなく
料理と料理人の腕を褒める。
こういうイタリアの店と客のコミュニケーションは素敵だなあと
いつも思う。
今夜もお腹イッパイ食べた・・・
食後に相方と娘はジェラート。ワタシはカッフェを注文。
(食後のデザートとコーヒーは食後に注文するのが普通)
!!
頼んでもいないのにチョコケーキ(しかもオーナー夫人の
お手製!!)がカッフェについてきた・・・
このケーキ、チョコの含有率が多くて美味しいし。
それだけでも感動していたのに、なななんと、今度は
こんなデザートのサービス。
チョコとナッツのムースと
パンナコッタのアナナス(パイナップル)ソース添え。
どっちもお手製でウマーーーーー!!!!!
特にアナナスのソースは摩り下ろしたばっかりのようで
むちゃむちゃ美味しかったんですが。
そして最後の極めつけは”Il Conto(イル コント/お勘定)”。
細かいお金が無かったので、相方が少し多めに支払うと
店側も細かいのがないからと、10ユーロもまけてくれた。
来店2回目でいきなりデザート+10ユーロのサービス。
日本じゃ絶対無い。
つかイタリアでも滅多に無いか?
しかも帰り際、ベリー系のケーキのケースを見つけたワタシ。
興味シンシンで「これは何のケーキ?」と聞くと、
オーナーはニコっと笑ってすばやく一切れ切りとり
「食べてごらん。ジャムのタルトだよ。」といって
ワタシに差し出した。
サクサクした生地と甘くないさっぱりしたベリーのジャム。
美味しいです!というと、オーナーが嬉しそうに
「妻の手作りなんです」といった。
素敵過ぎ、この店。料理もヒトも。
このお店が流行るように、自分ができることはやろう!!と
心に固く誓ったのだった。
イタリアに来てから増えたもの・・・
それは朝風呂。
窓から空が見えるバスルームと
ほどよく乾燥している朝の空気。
最近娘とハマっているのが
過去のバンプのフラッシュを見ながら唄うこと。
(意味がわかるのか、娘泣きながら見てるし)
***
イタリア語のスクールにどうしても数分遅刻してしまう。
つか
イタリア人に「遅れてきちゃダメ!時間通りに来てよ~」
っていわれる日本人(←ワタシ)って一体・・・
帰る時は「行ってよかった」と思えるのだが
行く前はどうしてもグズグズしてしまう・・・
ストレスになってるんだな・・・情けない。
***
今夜は「中秋の名月」だった。
南イタリアのアドリア海側は雨。
残念だったけど、ひとり去年のことを思い出していた。
ネットを泳ぐとたくさんの美しい丸い月。
月の姿を通して見える、ヒトの心。
毎年の”個人的イベント”になりそうだ。
久しぶりに相棒にガソリン(イタリア語ではベンジーナ。
ガソーリオというと軽油を入れられるので注意!!)満タン&洗車。
大体同じ目盛りで給油に来るのだが、それにしてもいつも同じ
値段(しかも去年から)ってなんかヘンじゃないかなあ。
イタリアでも油は値上がりしてるはずだし・・・むー。
で、今日はフロントに「ペペロンチーノ」が置いてあった。
(前回はコレだった・・つか毎回何かいただくんですガ)
それにしても窓開けて走るだけで室内の砂埃スゴイな・・・
室内も掃除しなきゃ。
そして洗車場傍にいつも停まってて気になるピカピカの紺ティグラは
なんとガソリンスタンドのオジサンの愛車だった。
ワタシもティグラがスキで探してるんだけど、なかなか見つからない
というと、”たくさんあるよ!もし出モノがあったら連絡するよ!”
と言ってくれた。
・・・どこでどんなキッカケがあるかわからないものだ・・・
ガソリンスタンドの脇に生い茂るペペロンチーノ達と
空に伸びるオリーヴとジャスミン。
他のスタンドにはない心地よさがココにはある。
今朝起きたら外からなにやら多くの人の気配。
なんだかやけにザワザワしてるし・・・
何だろう?と窓から外を見ると。
!
!!
・・・家の前の道路、全部テントで囲まれてて歩行者天国状態。
ガレージの門もバリケードされててクルマが出入りできない。
突然「今日はクルマに乗れない日」になった。
予定があったのに・・・
イタリアってすごい・・・
気を取り直して、何のお祭りかわからないけれど
出店の数が尋常でない多さなので、少し期待して
昼頃にぶらぶら見て歩くことに。
日本の出店を思わせる「飴屋」。
実演販売が結構多い。
しかもあっちこっちでマイクで大声でやるもんだから、
聞き取れないしウルサイ・・・
学校の送り迎えで通るロータリー周辺には、映画のポスターや
視聴できるミニテントが。
路肩に並ぶ、出店の中にはなんと!実車も並んで販売中。
ニューチンクエもいた・・・。
みんな好き勝手に触って乗って(子供が土足でシート上にベタベタ
乗ってたのには目が飛び出た)なんだかな~・・と思っていたら
その後”チンクエだけ”いなくなった。
危機を感じたセールスマンが連れて帰ったと思われ。
ウエディングドレスやアヒルの子まで・・・
でも基本的には洋服とか下着とか雑貨とか・・・
毎週土曜日に開かれるcentro(街の中心)の市場と
あまり変わらない品揃え。
そんな中、唯一ワタシの心を掴んだ出店がココ。
・・・偽物臭プンプンのこのラインナップ。
刃物にしては安すぎるし。
でも・・・面白くてついつい品定め。
このウソくさい手裏剣(ニンジャ・ステンレスって何?)を
ネタで買っちゃった。8、5ユーロなり。
他の手裏剣類もカッコよかったのだが、持つと手に刃が刺さる(!)
スゴイ仕様だったので購入を見送った。
そしてイタリアならでは!の生ハムやチーズの直売!!
看板代わりに?豚(猪?)の剥製があちこちに立ってる。
何軒か並んでいたこの店のおかげで、鼻にツンとくる
肉とチーズの匂いがする市場だった。虫もいっぱい。
小鳥(インコ)やハムスター、亀や金魚も売られていた。
赤い袋の中身は落花生。
フェスタ後の道路には、この殻がうず高く積まれているという。
綿菓子も売ってた。
そしてそして、秋の味覚でイタリアといえば栗だろう。
(他にもあるけど・・・)
日本の甘栗のような甘さは無いけれど、ほっこりしててオイシイ
栗そのものの味がしっかり詰まってる。
本当に美味しくて、日本の甘栗より大好きだ。
かなりの距離に広がる出店を数時間で見終わり、15時過ぎに帰宅。
日曜日だし、フェスタ中でも昼休憩をしっかりとるイタリア人。
出かけた昼頃はヒトも店の活気も落ち着いていたので、そろそろ
終わるのかと思ったら、単に「昼休憩」だったようで・・・
(出店の軒下で昼寝してる売り子も多数)
夕方頃からまた盛り上がってきたようだ。
実演販売のマイクの声も、どっかでダンスでも踊ってそうな音楽も
ガンガンに部屋まで響く。
そして焼き菓子のような甘い香りも。
どうせクルマは動かせないし、
夜もぶらぶら出かけてみようかな?
で、少しずつ通りの喧騒が静かになってゆき・・・
解体作業が始まったのか、23時頃「ガコーン、ギギーィッ」
というものすごい音。
そしてゴミ捨てのため、外に出た24時。
・・・スゴくないか?コレ。
イタリアって・・・