2006~2010のイタリア周辺やウサギやクルマや諸々の話。2018~は愛する老ワンコとインドに移住中。時々絵日記。リンクフリー。
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ネットの力というものは偉大なもので、偶然この場所にたどり着いた
イタリア人の旦那様を持つ日本人女性(HN/たら夫人様)と、
今年に入ってお友達になることができた。
しかも旦那様は現在ワタシが住んでいるヴァストに実家があり、
(これはものすごい奇跡である・・・)この前の里帰りの時には
お会いすることもでき、その後もメールでヴァストのとても有難い
情報をいただいたりしている。
相方の仕事のため移住、しかも仕事先の日系企業の景気がなかなか
あがらず、それが地元イタリア人からもいろいろ言われる程・・・
不覚にも人間付き合いに気を使わねばならない。
そのうえ、地元では珍しいアジア人。
10ヶ月近く経った今でも、一歩外に出ればジロジロ見られる。
その中での同じ日本人の方との付き合いは、本当に嬉しく、心強い。
そしてなんと先日、またしてもこの場所を見つけてくださった
とある日本人女性からとっても嬉しいメールをいただいた。
知り合いのドイツ人男性がヴァスト近郊の町で短期間仕事をするので
その方もこちらにしばらく住むことになるとのこと。
彼の仕事先だという町のことはワタシも知らなかったので、早速
この週末に訪ねてみた。
目指す町は、Gissiという名のわが町Vastoの隣町?
メールをくださったM様は、はじめからヴァストに住居を探す予定だと
仰っていたので問題は無いのだが、好奇心も手伝って出発!
海側の隣町のSan salvoにはよく行くのだが、山側の隣町は
そういえば行ったことがないなあ・・・
看板を頼りに、ひたすら山間部を抜けて進む。
道路がかなりデコボコで埃っぽい・・・
10分くらい走ると小さな工場群に出会った。
抜けるとまたひたすら山間部・・・
だんだん道が狭く急になる・・・
いくつかのスリルあるカーブを曲がり、登っていくと
小高い山上にその町はあった。
アジア人が珍しいのか、ものすごくジロジロ見られる・・・
クルマ越しでさえ見てる。
少し閑散とした雰囲気・・・
太陽の日差し以上に熱い現地の方々の視線を浴びながら、
町の中心・Centro(チェントロ)で降りてみる。
日曜日の午前中なのでヒトはたくさんいるが、それでも
ヴァストのCentroに集まる半分以下くらいの人数。
お店もみんな閉まってるので、唯一開いているBar(バール)や
ristorante(リストランテ)にみんな集まって寛いでいる。
バールのひとつに入ってGelato(ジェラート)を食べる。
隣のテーブルではオジサン2人がカードゲームに興じていた。
外ではイタリアではよく見かける、路上による「オジサン集会」。
ずーっと話し込んでいる。何を話してるのかな・・・
こんな小さな町にもやっぱりFiat500。
運転手は元気でオシャレなオジイサン。
町から見る風景。
町はとてものんびりしていてこじんまりしていて
ゆったり過ごせそうないい町ではあったが・・・
とにかくわが町以上にジロジロ見られて疲れた。
今まで訪れたどの町にも必ず一軒はあった中国人の店も
見つけられなかったので・・・きっとアジア人はいないのだろう。
帰り道は直滑降・・・!
道中周りは一面のブドウ&オリーブ畑だった。
ガイドブックに絶対載ってないような小さな町。
もっともっと知りたい。
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何の音も無い、夜明け前のひととき。
あの鳥が起きる前の、ほんとにちょっとの空白。
太陽が昇ってくる場所がなんとなくわかる。
このなんともいえない色と空気と・・・んー、表現できん。
とにかく無垢な、貴重な時間。
眠い目をこすりながら、最近毎日起きて眺めている。
新鮮な冷たい空気の味。
どこからか漂う焼きたてパンの香り。
海が近いけど、日本の海のような匂いはしない。
アドリア海にはプランクトンがあまりいないんだろう。
星も綺麗に見える。あれはカシオペアかなあ。
もうすぐ七夕だけど、天の川は見えるのかなあ。
今日は朝焼けや太陽を待たずしてベッドに倒れる。
そして今日も晴れ。
風が強くて台風みたいだった。
るてるて坊主を作らなきゃかな・・・
夕方から雨雲たちが空に広がってきたので「お!」と期待したのだが、
降ったか降らなかったかわからないうちに、また青空が顔を出した。
残念なキモチで娘とクルマで水を買いに出かける。
海へ続く路は17時を過ぎると渋滞の列になる。
イタリアンの午後の移動時間帯なのだ。
この路はアドリア海にダイブするように走れる自動車道で、
いつもノーファインダーで携帯カメラを向けるも・・・
ことごとくうまく撮れない。今日は渋滞だったためまあまあ撮れた。
ふと気配がして左後ろを見ると、アドリア海に虹が刺さっていた。
慌ててカメラを向けたとたん、前のクルマが進み始めたので
残念ながら捉えることはできなかったけど・・・
海に架かる虹は始めてみた。
そしてきっとまた会えるだろうと思う。
Ci vediamo presto!
(チヴェディアーモ プレスト)
近いうちに、またね。
「誰か」に、「何か」に、「また会うため」に
ヒトは生きている気がする。
過去や記憶が連鎖するために。『遺伝子』のイメージ。
ここ南イタリアは時間がとてもゆっくり流れている。
何千年も昔のものが今も残り、朽ち果てるのも時間と自然に任せる。
もしも何年後かにまた訪れたとしても、急激な変化は無いだろう。
でも日本は違う。
新旧の入れ替わりが早く、ヒトも情報も目まぐるしく動いている。
・・・また会えるのだろうか。不安になる。
今日も暑い。
真剣に雨が恋しい。
毛皮の君たちは大変だよなあ・・・
この時期になると、クルマで15分くらい走った先のあちこちに。
普通の車道沿いに。
小高い山の斜面沿いに。
オリーブの木に負けないくらいの数の向日葵がたくさん現れる。
ビックリした。
お花屋さんに並ぶ数ではないから・・・
ひまわり油(こちらでは食用として普通に売られている)のためかな。
「ライ麦畑で遊んでいる子供達が崖から落ちたりなんかしないように
見守って、落ちそうになったら捕まえてあげるような、
ライ麦畑のつかまえ役、そういったものに僕はなりたいんだよ。」
(ライ麦畑でつかまえて/J.D.サリンジャー)
「I thought what I'd do was.
I'd pretend I was one of those deaf-mutes or shoud I ?」
日本にいた時はあまり刺されなかったのに、イタリアにきて
かなり刺されるようになった。・・・蚊に。
イタリアの蚊はB型の血が好みなのか?チッ。
今日なんか、目の上を刺された。
起きてる時に顔を刺されるなんて、かなり屈辱的だ。
イタリアの犬の動きがトロいことを以前書いたが、
イタリアでは虫の動きもトロい。
ハエやハチなんか、生きたままティッシュで優しく摘める。
だが、蚊は違う。ヤツはなかなか賢い。
よってペープ(まんまの名前)なるヒミツヘイキをローマで購入した。
(箱が開封されて中身がないものがあっても(しかも複数個)
最近はなんとか動じないようになった・・・ことは無い。
やはりビビる。↓ノンフィクション画像)
『日本のパトカーや救急車の上に乗っかっててクルクル回るやつだ~』
と娘は大喜び。(イタリアのサイレン灯?はブルー)
舶来?な文明の利器に、さすがのイタリアンな蚊もこれには降参だ。
ちなみに渦巻きな”蚊取り線香”もイタリアには売ってたりする。
一番欲しいのは網戸なんだがな・・・。