2006~2010のイタリア周辺やウサギやクルマや諸々の話。2018~は愛する老ワンコとインドに移住中。時々絵日記。リンクフリー。
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日曜日の19時前(わが町の小さな映画館では、この時間の上映が
一番早いようなのである・・・)、以前よりE嬢(=メーテル(仮名))と
約束していた映画”HACHIKO”を観てきた。
この時に続いて二度目のイタリアでの映画鑑賞。
もち今回もオールイタリア語だけど、内容は知ってるし大丈夫だろう。
ただ内容がヤバイ。泣きそう。でもストーリー展開知ってるから泣けない
かも?と思っていたがダメ・・・ぽろぽろ涙が・・・(爆)
想像していたよりなかなかよくできていた。リチャード・ギアは素敵だし
ハチも表情のとてもよい秋田犬だった。
そしてもうひとつ、とても気になる存在が。
それは作品中、唯一出てくる日本人”ケン”役のこの人。
この人が語るシーンがとても印象深かった。
他のワンコと違ってボールを投げても取りにいかない、エサでも
懐かないハチを不思議に思うパーカー(リチャード・ギア)に、
秋田犬は”ヒトを喜ばせることに興味が無い(媚びない)”そして
”モノで手なづけることはできない”なぜなら、秋田犬はアメリカ
ではなく日本の血を持っているからだ・・・と語る。
彼は自分の意思で仕えるべき主人を決めるのだと。
日本が持つ美しさを、改めてハチに教えてもらった気がした。
全体的に日本に敬意を持って作られていたと思う。
ただ、このケン役の男性がハチに日本語で語るシーンがあったのだが、
(オールイタリア語だったので、このセリフ部分のみイタリア語字幕)
その日本語が外国の方が話すぎこちない日本語みたいで訛りが酷く
ちょっとビックリしたので調べたら・・・ケイリー=ヒロユキ・タガワという
日本人だけど5歳からアメリカに住まわれている俳優さんらしい。
うーん・・・
ちなみにイタリアの片田舎の小さな映画館ではほぼ満席。
夜なのに子供連れやカップルも多く、時々”かわいい!”や”オー!”と
いう子供の奇声(笑)や笑い声、そしてすすり泣きがあちこちから聞こえた。
いつもはすぐに席を立つこの国の観客も、最後のハチの実話のテロップを
静かに見ていた。日本の誇れる美話は、イタリアでは好印象のようだ。
追記:ちなみに次に見たいのは3Dが話題の「AVATAR(アバター)」
日本ではもう公開されているようだが、イタリアは首都のローマでも
今週土曜日の15日から公開・・・待ち遠しいよ~~~
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