2006~2010のイタリア周辺やウサギやクルマや諸々の話。2018~は愛する老ワンコとインドに移住中。時々絵日記。リンクフリー。
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今日から10月。
春のような陽気と青空。
日本の秋が懐かしいな~。
***
あまりにイイ陽気なので、夕方娘と港までドライヴ&散歩に行った。
オープンカーではないけれど、虎の窓を全開にして
秋の心地よい風を全身で受け止めようとする娘。
「やっぱり帰国後はオープンカーに乗ろう」
そう思った。
海に到着。
目を疑った。
水着着たイタリア人(たぶん)が
チラホラいる!!!
・・・どこまで好きなの、海と日焼け・・・
彼らとなるべく目を合わせないようにして
砂浜をぎこちなく歩く。(ばしばし感じる視線・・・)
この白いの、何ですかね・・・
中は空洞です。
陸に打ち上げられた小魚。
もちろん、もう生きてはいない。
本来生きる世界ではないところで死ぬ、というのは
一体どういう気持ちなんだろうな・・・と、ふと思った。
***
18時を過ぎ、日が翳ってきたのと「見たいテレビ番組がある!」と
娘が主張していたのでそろそろ帰り支度。
トイレ横の水道で娘に手を洗わせているとヒトの気配。
なんだか声をかけられたような気がして振り返ると、キアヌ・リーブス
のような東洋系白人のなかなかハンサムな男性がにっこりと立っていた。
「ウエル・・ヨー・・・オム?」という不思議な言語で再度声をかけられ
「ん?んん???」とよく聴くと、どうも英語で「Where are you from?」
(どっから来たの?)と喋っていたらしい。
「フロム ジャパン!」というとかなり驚いた様子。(当たり前か)
その後、わかりやすい英語でこちらが言うも、なかなか理解してくれない。
相手の英語もしどろもどろ。(というか、本人も言ったがほとんど話せない)
それでも笑顔で彼が何度も言った言葉。
「アイム トルキッシュ!アイム フィッシャーマン!」そして片言の英語で
「船を見に来るかい?見においでよ!」と手招きする。
早く帰りたいのと用心のため行くつもりは無かったが、同じ方向に愛車を
停めた駐車場があったので一緒に歩いた。
道中、彼は英語が話せないなりに一生懸命に話してくれた。
ワタシはトルコ語で船ってなんていうのか知りたくて聞いてみたけど、
彼が教えてくれたのは船の名前「RENA」だった。(港に大きな漁船が
停泊しており、そこにその名前がデカデカと書いてあった)
彼がイタリア語を話せたら、それはそれでもっと会話できたのだろうけど・・
英語もイタリア語も通じないトルコ人の彼とは、残念ながらあまり会話は
弾まなかった。
・・・つうか
イタリア語も英語も話せないトルコ人が
なぜわざわざイタリアの地で
アジア人に声をかけたのかとってもナゾ。
正直、トルコ語を勉強したくなりました。←単純
駐車場に着き、「ごめんなさい、用事があるのでここで。船には行けないわ。」
というと、彼はちょっと不思議そうな顔。
しばらく小さな声で復唱し、「ソーリー・・ソーリ・・オー、オッケー」
(ごめんなさい・・ってことか・・)みたいな感じで今度は寂しそうな顔。
娘は肩をすくめ、ワタシは持っていたバッグに入れていたまだ新しい扇子を
彼に渡し「これは日本の扇子だよ。アナタに。」と仰ぐジェスチャーをした。
彼はしばらく扇子を開け閉めしていたが、嬉しそうに扇子を握り締めて歩いていった。
扇子の使い方・・・わかるよね???
ちょっと心配しつつ、我々はクラクションを鳴らして去っていったのだった。
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ちょいと書こうと思ったことに関連して自分の過去の記事を調べていたら
はうっ!!!的記事を掘り繰り返しちゃったので改めて。
「B型の詩」(作者不明)
1.ワガママ結構、自己中結構、今日も行きます我道を。
他人が何と思おうと、人生悔いはありません。
2.陽気で寡黙な性格です。躁鬱病ではありません。
ついてこなくて結構です。こちらも勝手にやってます。
3.好きな人には尽くします。とことん助けて差し上げます。
嫌いな奴らはシカトです。この世の末までさようなら。
4.勝てない勝負は致しません。熟慮の末の不参戦。
一度始めた勝負なら、たとえ死んでも負けません。
5.いつでも話は真っ直ぐに。隠し事はありません。
飾る言葉もありません。きつい言い方得意です。
6.考え事は大好きです。独自のアイデアひねります。
実行するのは面倒です。途中で止めても平気です。
7.お世辞言う奴ムカツキます。心のない奴わかります。
批判されると嬉しいです。心のある人わかります。
8.ヴァカは相手に致しません。ヴォケもきっぱり拒否します。
最初の一目でわかります。世の中、敵か味方かです。
9.自信に満ちた思い込み。思い立ったらすぐ実行。
平気で均衡破ります。後でクヨクヨ悩みます。
10.激怒の後の大笑い。気分は気分で変わります。
炎が燃え立つ時あれど、三歩あるけば忘れます。
11.いつでも直球勝負です。他に球種はありません。
姑息な手段を使うなら、人間辞めた方がマシ。
12.「目には目を」が信条です。恨みは倍で返します。
たとえどこへ逃げようと、地獄の底まで追いかけます。
13.媚ません。へつらいません。曲げません。
とことん道を追求し、あっさり事を投げ出します。
14.細かい事は気にしない。ネチネチつまらん話すな。
くどい言い方嫌いです。話は一度で充分です。
15.世の中Bだけ居たならば、話はすんごく早いのに。
おいおいオマエらAですか? 邪魔です。そこをどきなさい。
16.天が与えしこの血潮、ますます磨きがかかります。
次に生まれて来る時も、迷わずBを選びます。
・・・やっぱり絶句。
(つかイタリア人みんなBじゃねーか?)
ちなみにイタリア人に血液型を聞いても「知らない」と答えることが多いらしい。
宗教的に血を重んじることや、血液についてたずねること自体ちょっとヘン
と感じるヒトも多く、マジで自分の血液型を知らないヒトも多いとか。
血液型についていろいろ語るのはある意味日本独自の文化なのかも。
ワタシ個人としては、誰に聞いても「Bでしょー?」といわれるし、
昔から両思いになれるのに結ばれないという数奇な相手が必ずAB型
だったりするので、血液型には何かある!と思ってる。
ちなみに15番は自分的にはちょっと違うかな。
A型の方はワタシにとって尊敬の対象なので。マジで。
追記:ローマ在住のpallinaさんがイタリア人の血液型について
調べてくださったところ、Oが36%、Aが17%、Bが7%なんだそうです。
(残りがABかな?)絶対みんなイタリア人はBが多いと思ってる!
きっとBが誤解されている!!これは広めないと!!!
海岸に残る旧い石の壁・・・城壁??
海岸に向かうと・・・
ん?
すごい数の白い集団・・・
わあ・・・(嬉)
もう少し近寄っての撮影を試みる。
と、そのとき。
↑あわわわわ・・・な状態のワタシ。(涙)
そのまま行けば、それはそれで幻想的なすごい数の鴎の舞を撮影できたと思う。
でも、彼等の和の中にワタシは飛び込むことができなかった。
・・・今の自分そっくりそのままだな。(苦笑い)
波間に浮いて様子を伺う、1/3の飛び立ち班。(笑)
ごめんね・・・
後ずさりしながらパチリ。
見事に二分しちゃったな・・・望遠欲しいな~。
・・・!
戻って行ってるし!しかも一列になって。(笑)
浜辺でいつもの散歩&ランニングはできなかったけど、
面白い鴎の集会が見られたからよかった。
この時間は避けて来ないと・・かな。
駐車場にて。
この日は毎年わが町ヴァストの守護聖人・ミケーレの日!ということで
去年見に行ったヴァスト祭りが今年もこの週末盛大に予定されていた。
町なかのとあるストリートは一週間前からずっと通行止めの力の入りよう。
守護聖人についてはココでも少し書いたが、365日の毎日に守護聖人が
割り当てられ、しかもイタリアのどの町にもどれかの守護聖人がいるのだ。
その町の聖人が割り当てられた日がそのままその町の祝日となる・・らしい。
しかも、どうも今年は明日の月曜日も祭り続行らしく、学校も休み・・・。
土曜日の朝、駐車禁止のロープが張られ、いよいよ祭り準備か・・・
いつも愛車を停めているパーキングもアヤシイので、友人宅の近くに移動させた。
ちなみに去年は次の日(日曜日)の朝、こんなことになっててクルマを動かせず
泣いたので。
そして恐怖?の朝。
ベッドでウトウトしながら結構激しい雨音を聴く。
「うー・・・結構降ってるなあ。
これじゃあ客足も寂しいだろうから店も出てないかもなあ・・・中止だな、きっと。」
そう自己完結してもう少し寝ることにする。
そしてお昼前にごそごそ起き出すと、すでに起きていた娘が家の窓から見ていた
風景を早速報告。
「朝は結構屋台も出てたみたいだけど、雨が酷くて・・・10時くらいに少しずつ
店をたたみ出して、今はほとんど店が無いね。ヒトもあんまり歩いてないし。」
うわー、ほんとだ。
なんか閑散としてる・・・ってか店が無い~。
雨も結構降ってるしね・・・
雨がその後もなかなか止まず、そのままテレビでF1観戦。
その後夕方雨が落ち着いたので出かけてみることに。
この辺りの店は無くなっちゃったため、クルマで町の中心まで行ってみた。
おっ。今年のルナ・パーク(移動遊園地)はココが会場なのかな?
↓↓ちなみに去年遊園地の会場だった場所の今年の姿。
雨の影響もあるのか、出店もほとんど無くヒトもパラパラ・・・
それでもアーチは今年も綺麗だった。
デザインが去年と違う!!
今年のは王冠のデザイン部分がピカーッと光ってるように見えるように
動く仕組みになってて面白い。
ワタシの嗅覚センサーが”焼き栗”の匂いをキャッチ!
そして焼き栗らしき包みを持った老夫婦を発見、何処で買ったのか尋ねる。
すぐ近くの通りの八百屋で売ってるよと教えてくれた。
おお~、大繁盛!!
たくさんのドラム缶で栗が焼かれている。
おじさん頑張って!
その後日曜日にしては珍しくあちこちで開いてるバールやブティックなどを
眺めつつ、ケーキ屋で一服。
帰る前にさっきの遊園地に寄る事にした。
おおっ。懐かしいミラーハウス!!!
微妙な景品の数々・・・
去年大人気だったこのアトラクション。
今年は雨で座れないのか?!誰もやってるヒトがいなかった・・・
その代わりに?今年初顔で大人気だったのがこのアトラクション。
これ・・・ベルトとか体を支えるバーとかが全く無し。
円状の一続きの座席にたくさんのヒトが座り、それが高回転で廻る!!
遠心力で座席から浮いちゃった人々が、横に倒れたり違うヒトのヒザに
座っちゃったり・・・とにかくもうむちゃくちゃ。
日本じゃ絶対認可されないアトラクションだと思われます。
(チャレンジしてみたいけど娘にはまだ早いだろうな・・・)
※ある親切な方からの書き込みで衝撃の?事実が!
なんとこのアトラクション、日本の遊園地(那須ハイランドパークや
神戸ポートピアランド)にもあったそうです!しかも20年前程昔。
もちろんイタリア製。名前もタガダ。
すごい・・・今もあるんだろうか・・・
途中でまた雨がパラパラ降ってきたので退散。
夏にマリーナで乗ったシャトル型のアトラクション(「最後は
壊れる!!!」と真剣にビビったほどガッタンゴットン揺れる)が
あって、やっぱり酷く揺れてて妙に笑えた。
今年はホントに急に降る雨が多くて寒い。
せっかくアジアでの決戦なのに、なんで日本はリアルタイム放送じゃなくて
1時間遅れの録画放送なんだよーっ!!!(怒
(イタリアはもちろんちゃんと生放送。いつもより1時間早く放送開始)
しかもCMの回数、日本は多すぎ。ブチブチ切れすぎ。
少しだけフライングで。
史上初の市街地ナイトレースはかなりの大波乱。
ピットのペナルティも続出。
予選の意味が・・・。
そして我らがライコネン、やっぱりやっちゃった残り5周内。
相方の眼力もここまでくると恐怖。(さすがに本人も号泣)
そういえばモンツァもダメだったな・・・
しかしこの市街地サーキット、セーフティゾーンも無いし、クラッシュ後
ドライバーが走ってコースを横断しなければならない状況って
かなりヤバいんじゃないだろうか・・・
クラッシュ後のフォローもすぐ来ないし、安全面でどうなんだろう??
なんにせよ、モンツァに続いて面白いといえば面白いレースだった。
レース結果や流れはコチラ。
モナコの時のように全コース走ってみたいけど、前線一方通行の車線を
逆送する場所もあるみたい・・・一般人にはムリかも?
相方が仕事場の仲間と約束ができ、なるべく早く帰りたい
ローマからの帰路18時。
でもここはイタリア。
ファーストフードは何時でも開いてるが、流石に夕食も・・というのは辟易。
リストランテは早くても19時30分頃しか開店しない。
しょうがないかあ・・と久しぶりにココに行って早めの夕食。
早い時間で客が少ないこともあってか、店員の中国人のオバサンと男の子が
やたらと話しかけてきた。
「うちの寿司は日本の寿司と比べてどうか?」
(いなり寿司の写真を指差し)「これはキツネというのか?」
しばし考えつつ答える我々。
「日本の寿司はもうちょっと酢が効いてるよ。」
「日本には無いオリジナル寿司が多いね~。」
「キツネはうどん等麺類に使うとき。寿司に使う時にはいなりとしか
言わないかなあ。」
その後もたどたどしいながらもお互いイタリア語で会話。
イタリア人から見たら不思議な光景だったかもしれない。
でも彼等の会話から寿司や日本の食に対してマジメな態度が垣間見れて
なんだか嬉しかった。
寿司ネタも以前来たときより大きく分厚くなってた気がするし・・・
それは娘も相方も感じたようだった。
彼らも気分がよかったのか、数皿タダにしてくれて、コーヒーもサービス。
先週行ったココがあまりに酷かったので更にこの店のイメージアーップ!!!
帰り際、カウンター向こうの握り職人?の中国人の男性2名と目が合い
お辞儀をしたらちゃんとお辞儀を返してくれた。
食の問題とか中国とは色々あるかもしれないけど、なんだかんだいって
こうして異国で曲がりなりにも日本食や食材にありつけるのは、彼ら
中国人のおかげだ。それはちゃんと感謝しないとなあ。