2006~2010のイタリア周辺やウサギやクルマや諸々の話。2018~は愛する老ワンコとインドに移住中。時々絵日記。リンクフリー。
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ゲントで長居してしまったため、アントワープに向かったのは
観光ポイントが軒並み閉まる夕刻になってしまった。
ベルギーのカメラ発見!!くわばらくわばら・・・
ドイツと同じくベルギーの多くのクルマも法定速度で走ってる。
安全運転。
ゲントから約30分でアントワープへ。
アントワープと聞くと多くの日本人が思い描くのは「フランダースの犬」。
そして多くの日本人がカンチガイしてるように、ワタシもアントワープ
そしてフランダースはオランダと思っていた!実はベルギーなんです!!
(風車出てくるしアロアがオランダの衣装きてるもんね・・あれはイカン(笑))
ブリュッセルとゲントそしてアントワープを地図上で結ぶと
ほぼ正三角形ができる。それぞれまでの距離が大体同じってことかな?
クルマを地下駐車場に停め、町を歩く。
ベルギーのどこの町でも駐車場がきちんと用意されていて(だからイタリア
のように路駐だらけで道が酷い!ということが無い)その上セキュリティが
しっかりしていて駐車場へ入るドアにカギがかけられており、パーキング
チケットがそのドアを開けるためのキーになっている。
ベルギーにもあったカルチーノ!
でもこちらのほうがオシャレな気がする・・・
しばらく歩くと大きな教会がある広場へ。
大き過ぎて全体が入らないほど・・・
このノートルダム大寺院は、約123mもあるベルギーで最も大きな
ゴシック教会で、昔は船が港に来る時のよい目印になったとか。さもありなん。
ここにはルーベンスの傑作もあるが、残念ながら17時には閉館で入れず。
教会の目の前にピカピカのまだ新しい「ネロとパトラッシュ記念ベンチ」
があるのを発見!!!
はじめこの上に外国人観光客数名が座っていて、全く気がつかなかった。
カフェに埋もれていたりして結構地味かも・・・
しかもトヨタの文字?スポンサーか???
そしてさらに奥へ進むとアントワープの中心、市庁舎へ。
見事なルネッサンス建築・・・なんだけど・・・
???なんのイベント?すごい盛り上がり・・・
(ちなみに赤い垂れ幕にある手のマークはアントワープのしるしかと。
アントワープとは「手を投げた」という意味で、昔この地で猛威を奮って
いた巨人の手を勇者が切り取り投げ捨てたという伝説からきている)
さり気なく我々もヒトの波にまぎれ、レースらしきものを観戦。
近くのフランス語を話すご婦人とその旦那様に話を聞くと、どうも自転車
レース(しかもバイクのようなモーターつきのものも混合で!)が一日中
アントワープの町中で行われているらしい。
娘と並んで前に出て見ていると、係員のおじさんがトコトコやってきて
娘に向かって”手を出してごらん!”といってる。なんだなんだ???
なななんと、キャンディーを山盛りくれた!
なんでも子供たちにプレゼントしてるのだとか・・・
でも他の子供には数個しかあげてなかったんだけど・・・?
食べ切れません・・・
CDはゲントの城でバイオリニストの少女から貰ったもの。
ゴールまで何周かするらしいので、とりあえず場を離れ観光へ。
しかしスゴイ人・・この辺りの建物、今日はゆっくり見られないな。(苦笑い)
そのまま歩いてすぐのアントワープの城、ステーン城へ向かう。
10世紀から16世紀まで使われていた要塞の一部で牢獄・刑場としても
使われたらしい。(ベルギーの城って・・・)現在は海洋博物館として
開放されているが、ここも閉館が17時前と早いため入館できず。
城手前のブロンズ像、巨人と驚く人間の姿がなんだか面白い。
門をくぐる。
場内には入れないが、周りを見ることはできる。
船が展示されてる・・・
残念ながらチェーンがされていて上に乗ることはできず。
ふと見た後方の建物群、美しいなあ。
向かって左手に流れるのは豊かなシュヘルド川。
客船やフェリー、ヨットなどが夏を謳歌していた。
ずんずん行くと突き当たりに小さな城?
カフェ兼レストランだった。ちょっと早いけど夕食にする。
メニューはやっぱり読めない・・・せめて英語があればなあ。
冷たいミンチ??という食べ物にトライするも、ちょっとナマっぽくて
食べられなかった・・・
店内にももちろん席はあるのだが、みんな外で飲み、食べている。
ヨーロッパは湿気がなく、風がとても心地よいので外で食べるほうが
断然気持ちよいのだ・・・
食前酒に頼んだスパークリングワイン。
ビールが飲めたらよかったのだが・・・
(後で気がついたのだが黒ビールは飲めるので頼んでみればよかった!)
食後のコーヒー。
やっぱりたっぷりある。エスプレッソでもカプチーノでもない
アメリカンな感じだがオイシイ。
添えられたカステラのようなお菓子も美味しかった。
川岸には何組ものカップルが静かに、ただ静かに川の水面を眺めていた。
素敵だな・・・
(と絵のような情景にウットリしつつ、晩御飯はどうするのだろう・・と
余計なお世話的ことを考えたワタシ)
ご馳走様でした!(あんまり食べてないけど・・・)
テクテク歩いて違うルートから来た道を戻る。
自転車レースはまだ続いているようだ。
ドイツと同じように自転車専用の信号や道がちゃんと設置されている。
ベルギーも自転車王国のようだ。
ふと急な傾斜がぐいーんと続く橋を発見。
渡ってみたい衝動に駆られる。
橋の向こう側は船やクルマの駐車場、シュヘルド川と倉庫そして
たくさんのヒトの風景で・・・正直あまり綺麗ではなかった。
露店で買ったワッフルをパクつきながら、振り返って町の様子を眺める。
!!!
おお、今ゴールしたんだ。お疲れ様!
スタート地点だった市庁舎辺りに行ってみると、なにやら人だかりが。
表彰式が行われてました!
おめでとう・・・!!
21時頃にようやく暗くなるベルギー。
アントワープにはあまりゆっくりいられなかったけど、思いがけない
イベントのおかげで面白い思い出が出来た。
(10日間の旅⑦ベルギー・ディナンへつづく)
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ベルギー二日目。
今日は滞在地の都会ブリュッセルを離れ、ゲントという町に行く。
近郊のブルージュという町とどちらに行こうか悩んだのだが(時間的に
どちらかにしか行けない)ライフワークとなりつつある”城廻り”に
焦点を合わせた時、ゲントの方に魅力的な城があったのだ。
ちなみに「柔のブルージュ・剛のゲント」と呼ばれ、メルヘンチックで明るく
美しい街並みで観光客が多いブルージュ、一方ゲントは人が働き、生活して
いる人々の息遣いがそのまま残る”作られていない”姿があるとか・・・
そして「青い鳥」の作者、メーテルリンクの故郷でもあるらしい。
ホテルのバイキングで朝食を食べ、10時過ぎに出発。
(今回の旅行はほぼこの8時起床・食事・10時頃出発という、朝に余裕
があるタイムテーブル。ヨーロッパの人々はこういうスタイルが多いよう
で、早朝から行動するのはアジアの団体客の特徴かもしれない)
移動中、町中で見つけた大きな観覧車。
座席部分に思わず釘付け。じ、自由だ・・・
フリーウェイ(ベルギーの高速もドイツと同じく無料)に乗ったら
あとは30分ほどでゲントに着くはずだ。
高速スグ脇には牧場・・・?
柵もすごく簡素なものだし、牛さんも煩くないのかしらん・・・
と、間もなく渋滞にはまった!
かなり長そう・・・
コチラに渋滞の様子?やクルマネタをアップしてるので、興味や時間が
ある方は是非・・・
上記リンク先にもアップしたが、ベルギーのジャンクションはすごく
複雑なうえ、たくさんの路線が合流しているので渋滞しやすいのだろう。
トラックも日本並みに多い気がした。
さすがヨーロッパの交通・流通の要の国である。
結局予想の倍くらいかかって渋滞脱出!
後でアントワープにも寄るけどまずはゲントへ!!
道路がくねくねしたり車線が狭くなってたりで少し走りにくい・・・
どんどん走っていたら、なんだか町の中心っぽいところに出ちゃった。
ここ路面電車の線路上だし・・・
あわてて駐車場を探して停め、歩いて散策することに。
大学があるためか、いろんな人種の学生がたくさんいる。
観光地というにはヒトもまばらで個人的には居心地のよい町の印象。
ひとまずランチ。
ゲント名物「ワーテルゾーイ(チキンの白いシチュー)」を食べたかったが、
時間が予定より遅く、探す時間もなかったので適当な店に飛び込んだ。
そこはなぜかギリシャ料理店。(笑)
メニューが全く読めず(表記はフランス語かオランダ語のみ・・)
選べるランチ(もちろんテキトーに選ぶ)を頼むことに。
ワタシはビールが苦手なのでドイツやここベルギー、オランダでは
苦労するのだが(笑)この店のカクテルとやらを食前酒で注文。
オレンジジュースみたいで優しい味。
オリーブ・・・チーズが意外と?オイシイ。
スープはニンジン風味ですごく美味。娘も大絶賛!!!
地元イタリアではスープをあまり飲めないので嬉しかったな~
サラダもイタリアではあまり出ないタイプ。ドレッシングも嬉しい!
(イタリアはオリーブオイルかバルサミコ酢なので・・)
メインはお子様ランチのような豪華さ。
タルタルソース?2種も綺麗で美味しかった。
全部食べたかったけどなにせ量が多くて・・
デザートもしっかり。
量が多かったけど美味しかった!!
美味しいコーヒーの量が多いのは嬉しいです。
ちなみに隣のテーブルのご老人グループ。
(体格的にドイツ系かと思ったが話してるのはフランス語だった気が)
同じランチをそれぞれペロリと食べた上にビールおかわり、さらに
まだメニュー見て注文してた・・・どれだけ食べるんだろう・・・
ささ、歩いて膨れたお腹を落ち着かせなければ・・・
向かって右手の絵本に出てきそうな美しい城は「魔王ゲラルド城」。
1245年に建てられたそう。(”1192つくろう鎌倉幕府”の
50年後くらい?!すごいっ!!!)
残念ながら一般公開はされていないようだが、外観をみるだけでも
迫力があって個人的にはかなり惹かれた。
城の奥には一部改装中の聖バーフ大聖堂。
ここには祭壇画の傑作「神秘の子羊」があることでも有名で、この絵は
中世ヨーロッパにおける最も重要な絵画の一つとされているらしい。
手前の人物像は作者のファン・アイク(ファン・エイク)兄弟。
「神秘の子羊」の本物はガラスケースに入れられてはいたが、日本語の
説明もあってとっても興味深かった。もちろん?撮影禁止。
門外不出のこの作品はここでしか見られないとか。
満足して大聖堂を出ると、目の前に建つ鐘楼。
1300年に建てられた鐘楼の本来の目的は、非常時に軍隊を召集する
ためのものだったとか。
入り口で係員のおじさんに「日本人か?」と聞かれ、頷くと日本語で
描かれた説明(でもコピーし過ぎて読みにくい・・)を手渡される。
エレベーターもあるけれど、やはりここは階段を登る!!
高さは91m。ちなみにブルージュの鐘楼が83mで366段らしい。
振り返ってパチリ。
うーん、結構狭い・・・
しばらく登ると階段の横に部屋が。
なんだかアニメちっくなオブジェ・・・面白い。
これは鐘楼のてっぺんに飾ってあるドラゴンで、ゲントのシンボルであり
守り神なんだそう。
ヒモまで・・・
上からヒトがきたらすれ違えないよ~
鐘がたくさん展示してある部屋。
実際に鐘楼で使われているもので、鐘が作られる様子のビデオ上映も。
てっぺんに来た!
360度ぐるりと廻ってゲントの街並みが一望できるが・・・狭い!!
見上げる先は?!
目の前には先程訪れた聖バーフ大聖堂。
今回見なかった聖ミヒャエル教会。
綺麗なカタチ・・・
降りる時はエレベーターであっという間。
時間も無いし、すれ違うのが大変そうなので。
下に降りたらとてもいい天気でちょっと汗もかいたのでノドが乾く。
イタリアではあまり見かけないバニラビーンズ入りの”バニラ”アイスを。
売り子の女性も親切で、なにより美味しかった!!
元気になったところでいよいよ城へ向かう。
ごちゃごちゃした町中をしばらく歩くと聖ミヒャエル橋。
この橋には三つのアーチがあって・・・
手前と奥は歩道、真ん中は運河になっている。面白いね。
運河はレイエ川と呼ばれ、向かって右のワタシ達が歩いている側は
”グラスレイ”(Graslei)" 向こう岸は”コーンレイ(Korenlei)"
と呼ばれている。どちらにも旧いギルドハウスが並ぶ。
振り返るとこんな風景。
橋向こうに見えるのが、鐘楼から見下ろした聖ミヒャエル教会。
さらに城に向かって進むと中世の精肉市場跡が。
中はカフェになっていて、本物の肉の塊がぶら下がっているとか。
目指す城が見えてきた。
この橋から見た河の風景が、なぜか心に残る・・・
いよいよ城へ。
この城はフランドル伯居城といい、堀を巡らした城塞としてはフランダース
(ベルギー北部)に残る唯一のもの。1180年にフランドル伯フィリップ・
ダルザスによって築城され、14世紀には本来の軍事的な役割を終え、
その後は貨幣鋳造所・裁判所・刑務所・綿紡工場など、さまざまな目的に
使われてきた。よって軍事に関するもの、ひいては拷問に関するものや
地下牢などもあるわけで・・その博物館でもある。
春には城で祭りも行われ、当時の様子を再現するイベント等もあるらしい。
重厚なドアをくぐると「騎士の部屋」と呼ばれる大広間へ。
他にも順路があるようだが、とりあえず脇にあった小さな階段を登る。←クセ?
急な?出口をよいしょっと上がるとその先は。
天気よくてよかったなあ。
ちゃんと堀で囲まれている美しい城。
だが、この後この城がどういう城であったかを思い知ることとなる・・・
登ってきたのとは違う階段を降り、まず入った部屋は。
ギロチン台・・・
首を受ける袋や寝かせる台がリアル。
刃のみ使われていたものをそのまま使用しているとか。
よく見たら血の痕が生々しい・・・
その他にもたくさんの拷問器具や拷問されている様子のスケッチ画などが
あって、息苦しくなった。
でも過去の過ちとしてこのように展示し、想像力を働かせ、
やってはいけないことだと認識することは大事だと思う。
目を逸らせてはいけないと思う。面白がるなんて論外。
これら怖ろしい部屋と同じ階の別の部屋に王の部屋のようなところがあり、
そこには竪琴などが置かれていて、なんだか不気味かつ不思議だった。
さらに階段を降りると、美しいバイオリンの音色が・・・
心がほっとしたのと演奏も見事だったので、彼女の足元のカゴに少しの
お金を入れて立ち去ろうとしたら、呼び止められてCDをもらった。
思いがけないお土産ができた。
中庭に出る。
柵も何も無い・・あくまで自己責任で自由だ。
こういうところがヨーロッパは心地いい。
昔はどうやってこんな石をたくさん綺麗に集めて並べたんだろう・・・
もっともっと長居したいくらい、ワタシはこの町がとても気に入った。
しかし今日はもうひとつの町、アントワープへ行く予定があるのだ・・・
後ろ髪を引かれつつ、この町を後にした。
(10日間の旅⑥ベルギー・アントワープへつづく)
台所の保存食用の棚が最近スゴイニオイ。
普段は扉を閉める場所なので平気なのだが、開ける時には勇気がいる。
はじめニンニクのカケラでも落ちてるのかと思い(そういうニオイ)
掃除もしたが綺麗なもので、全く原因がわからない。
他の場所から臭うのかなあ・・・といろいろチェックしてみたけど
他は全く異臭なし。
そろそろインスタント品も無くなってきたな~と、ローマのスーパーで
買ったとある”長期保存用食品”の箱を出した際、ビックリ仰天した。
なぜならパッケージの端がうっすら開いていたからだ。
しかも数ヶ月前に購入した時は、相方と一緒に破れや開封の形跡のない
ものを慎重に一個一個チェックして購入したはず。
・・パッケージ、紙の箱だしスティックのりかなんかで貼ってあるだけか?
もしかして。
しかも中の食品そのものがフリーズドライでも真空パックでも無さそう・・・
イタリア、おそるべし。
ちなみに夕食はニンニクたっぷりの唐揚げにした。
ゴミ袋の中のニオイがスゴイことになってます。
***
今日でゆきウサが亡くなって2ヶ月になった。
早朝なぜか急に腸が激痛。トイレとお友達に。
ますますゆきウサを思い出して半日寝込む。
久しぶりのF1はヨーロッパグランプリ。
今年初のスペイン・バレンシア市街サーキットは、港の倉庫街?
みたいな場所で興味深かった。
ナカジマ残念!!
相方が久々に仕事だった土曜日。
残り少ない8月、何もしない休みは勿体無いな・・と、愛車のプチカスタム
計画?を兼ねて、高速で約1時間走ってやっとあるクルマ用品店へ向かう。
・・・だが高速に乗って数十分後。
北上していることに激しく後悔する。
そうだった・・・
イタリア民族大移動中だった・・・
まだかよ・・・
お隣のおフランスでは、このバカンス中に700キロ越えの渋滞を記録
したらしいが、イタリアも似たようなもので・・
おそらくこれ北まで続いてるんだろうな~(溜息
結局次のインターで降りてSS16でペスカーラへ向かうことに。
ロータリーがあるイタリアの”下道”は、日本と違ってほとんど信号が
無いため、あまり渋滞することが無い。
制限速度の関係や警察がいたりして速度こそ出せないが、渋滞の高速より
よっぽど流れるハズである。
セグウェイが走ってる~!!!
(しかも対向車線・・・安全的にはOK?)
向かって右はアドリア海と鉄道。時間がある時は電車でもよさ気・・・
そして左はちょっと古びた小さな海沿いの町並み。
なんとなく日本の大好きな海沿いの町を思い出す。
天気がよい日はこのルートでもいいなあ・・・
出遅れたため、軽く店巡り&買い物をしたらすっかり夜。
(いろんなSwatch眺めてたら楽しくなってきて時が経つのを忘れた・・・)
帰りは南下するので高速でスイスイ帰還。
22時過ぎても開いてる店へ滑り込み、週末の喧騒の中で遅い夕食。
夏休み限定?!下手なDJがガンガン音楽をかける。
しかも途中飛び入り参加なのか、少女達がカラオケ大会?!
横で父親らしきオヤジさんが見守ってるのが微笑ましい。
この子はすんごく上手だった。
夏のマリーナは夜遅くでも相変わらず大騒ぎ。
というより以前より確実にどんどんヒトが多くなってる!!!
(バカンス帰りの地元人が集まってくるからか?!)
娘の希望によりルナパーク(夏の間だけ開催される移動遊園地)で
今夜も遊ぶことに。(娘は絶叫系がたぶん三度のメシより大好き)
画像は大人も子供も無邪気?なイタリア人たち・・・
絶叫系が苦手なワタシが一人で待ってると、チケット売り場のオジサンが
ワタシをじーーーっと見て暫くした後「チケットあげるよ!」と・・・。
もちろん丁寧に断った。
0時を過ぎた途端、隣町のサンサルボの海岸で花火がバンバン打ちあがり
はじめた。遠くにも花火が見えたので、おそらくその隣町のテルモリでも
花火大会があっているのだろう。
去年は重ならないように日程が組まれてたのだけど、今年はわが町の
花火大会とアブルッツオ一のフランカビッラでの花火大会も重なっていた。
といっても、昨年見てガッカリしたので今年はどこにも行ってないのだが。
花火はやっぱり日本のが美しいし、余韻が残る感じが好き。
駐車場までの道すがら、2006年のボローニャモーターショーで見た
METAのクルマを発見!!実際に走ってるんだ・・・
しかも大好きなタルガトップ!!!
うっわぁー!!といって携帯カメラを向ける超ニコニコ顔のワタシを
海岸警備中の警察が怪訝そうな顔でジーッと見ていたが気にしない。
ワタシの旅先での趣味?となりつつあるマグネット集め。
そういえばまだわが町のを持ってないな・・と、この時期だけ活気のある
海沿いの土産屋を物色するも、なかなか気に入ったものが無い。
代わりに「アドリア海の町たち」と書かれた小さな円形のマグネットを購入。
アジアンなワタシを観光客だと思ったのか、店主のオジサンがわざわざ
可愛いラッピングをしてくれた。
・・・勿体無くて開けられないよ~。
気がつくと徹夜していた。
少し寝ようと外を見ると、なんともいえない色をしていた。
カメラを持って海まで走ろうと思った。
今の時間しかない空と海の色を撮りたかった。
5時58分。
今の時期はこの時間が夜と朝の狭間の大好きな一瞬なのだ。
でも。
足が止まった。
今日はここでこのまま見ているほうがいい気がした。
夕日と夕焼けのような朝日と朝焼け。
ワタシのカメラは望遠の目ではないので、太陽を大きく捉えることはできない。
その代わり、別のよいところをこのカメラの目は持っている。
限界は誰にでもある。
でもそれを補ういろんな力を、それぞれが、みんな、持っている。
イタリアで朝のリレーバトンを受け取りながら、ふとそんなことを考えた。
夕方、娘の新学年用の教科書を指定の本屋さんで受け取るため
(この国では教科書を自分で取りに行かねばならない←すっかり忘却)
出かけようとしたら、アパートメント階下のポーチでフルフェイスの
ヘルメットを持った若いカップルとすれ違った。
ほ~、いいなあ・・と横目で見つつ、「・・・!」と男の子が持つ
メットに釘付けになった。
SHOEIメット~!!!
ここイタリアでもアライやモモのメットはよく見かけるが・・・
日本でもあまり見かけなくなった気がするこのメーカーのメットを見て
嬉しくて懐かしくて思わず振り返って声をかけた。
はたして彼らと笑顔で少し会話し・・乗ってるバイクまで見せてもらった。
ピカピカのSUZUKIのGSRだった。
(つか今スズキ家にはそんなバイクがいるんだね・・・
レプリカ大好きオバサンはGSXしか知らんかったよ・・・)
***
その後久々に日本各メーカーのバイクやメットのサイト見たら
軽くジェネレーションギャップを感じて眩暈がした・・・
イタリアメーカーのサイト見て気分転換せねば。