2006~2010のイタリア周辺やウサギやクルマや諸々の話。2018~は愛する老ワンコとインドに移住中。時々絵日記。リンクフリー。
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「AKIRA」も「攻殻」も超えた?
「ベクシル」公式サイト
イタリアにこの映画、入ってきたら観るかも。
来るかな??
日本のアニメ、マンガの文化は世界的にも認められ、愛されている。
イタリアで感じたそのことを以前記事で書いたところ、
よく遊びに行っているブログの著者の新聞記者の方が目を留めてくださり、
その方のブログで取り上げてくださることになった。
Cool Japan From The World
アニメやマンガは日本を代表する、立派な文化だと思う。
オタクだといって敬遠せずに、もっと誇ってよいのではないだろか。
様々なイタリアの様子を記すと同時に
「イタリアの中の日本」をこれからも探し続けたい。
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イタリアの現地小学校は、今日からVacanza。
9月中旬までの長い長い夏休みだ。
しかしローマの日本人学校・補習校は今日と
あと一回残ってる。
いい天気。
凛々しい山肌に、もこもこ雲が影を落としてる。
途中で寄ったマクドナルドが最悪だった。
南イタリアではマックでさえも「スローフード」。
レジにたどり着いて受け取るまで、最低15分はかかる。
今日は30分近くかかった。
頼んでいないジュースが2セット(代金も請求された)
そのうえ、チーズバーガーの代わりに普通のハンバーガー
が入ってた。(でも払ったのはチーズバーガーの代金)
文句言うのも面倒なので諦める。
珈琲(カプチーノ)はマックでもオイシイから救われる。
でも今日のはビールのような泡立ちだな・・・
日本人学校のクラスはこんな感じ。
一クラス数人なので、ちょっとガラーンとしてる。
1時間目の「ローマ」って何だろ???
イタリア弁当も気になるな・・・
娘の授業中、近くのバールへ。
お気に入りのクッキーを買いに行くのと一服するためだ。
のどが渇いたので、Spremuta di arancia(100%オレンジジュース)
を注文する。(ちなみに100%以外のジュースはSuccoという)
その場で旬のオレンジを絞り機でぎゅうぎゅう絞ってくれる。
お。今日のはオレンジ色だ。
先月飲んだSpremuta di aranciaはこんなの↓だった。
赤い果肉のオレンジだったのだ。
いずれにしても、最高にオイシイ。
このバールはケーキ屋も兼ねているのだが、毎回いろんな
フルーツいっぱいの手作りのケーキがガラスケースに並んでいて、
眺めるのが楽しみだったりする。(これもウインドーショッピング?)
どなたか存じませんが、35歳おめでとう!!(なんだよね?)
デッカイ・・・
帰り道に寄ったスーパーにあった。
試しに買ってみた。
いつものようにノンビリ帰る。
あんなによかった天気がみるみるアヤシクなってくる。
・・・突然土砂降り。
その豪雨の中に・・・虹が。
写るかどうかわからないまま、携帯カメラでパチリ。
奇跡的にちょっぴり写ってるのがわかるかな?
道路からスッと伸びた、虹。
そして生まれて初めて・・・”目の前の虹を超え”た。
その後まもなく、悩んでたことが解決した。
みんなにも幸せをお裾分けできますように。
表題とは関係ないが、6日と7日の2日間
ガソリンスタンドはストライキ。
結構突然。
それでもイタリア人はどこから情報を聞きつけるのか、
偶然洗車した5日、平日午前中のいつもはガラガラの時間に
妙にクルマが多かったスタンド。
この国において、口コミの情報はとても大事。
とくにライフライン関係は。
*** *** *** *** ***
そんなイタリア人を揺るがした事件が4月の中頃に起こった。
イタリアの事件に疎いワタシも、この事件はたまたま見ていた
イタリアのネットニュースで知っていた。
そして先日読んだ「COME VA?」(毎月発行されている
イタリア在住の日本人向けに発行されている小冊子)で
その詳細を知った。
以下はその記事の抜粋。
----------*----------*----------
「ミラノ・チャイナタウンの暴動」
4月12日、ミラノの通称「チャイナタウン」で、300人近い
中国人と警官が衝突するという前代未聞の事件が起こった。
ミラノのど真ん中に住む中国人達が、突如、暴動を起こしたのである。
両者で数十人の負傷者を出したゲリラ戦は、いつしか中華人民共和国の
赤い国旗を振りかざした抗議デモとなり、ドゥオモ広場へと進む気配を
見せた。
これまで他のEU圏外人のように、目だった問題を起こしたことがなく、
自分たちの社会に閉じこもって働く中国人の姿しか見ていなかった
ミラノ人は、彼らの反応に驚いた。
ミラノのような大都市に限らず、中国人は北はアルプス・南はカラブリア
(長靴の先っぽ)まで、イタリアにはお馴染みの存在ではあるが
イタリア人の殆どは未だ中国人に対し、
「どこからともなく群れを成してやってきて、中華レストランや
雑貨屋や安物の衣料品店、食料品店、また祭りの出店などを営む」
という漠然とした印象しか持っていない。
時々何かを買う以外に直接関係を持ったことが無いため、居るけど
居ないようなボンヤリした存在だった。
それが先日の抗議デモ、すなわちイタリア人社会に対する
意思表示によって、ミラノ人たちは目を覚まされたかの如く
中国人の存在を認識したのである。
その証拠に事件後数日はミラノ中、中華街の話題で持ちきりだったし、
ミラノ・リナーテ空港ではタクシーが中国人客に対し、乗車拒否を行った
とのエピソードさえ耳にした。
事件はその日、中華街を見回っていた警官が、ある中国人の住民に
罰金を課したことに端を発する。警官の言い分では
「クルマに積んだ荷物を降ろしていた中国人青年に
”交通規制地区における通行許可書”の提示を求めたところ
期限が切れていたため、クルマを押収処分にした。
するとその青年の親戚一同がやってきて、警官にくってかかった。」という。
一方、中国人の言い分によると、
「2列駐車をした中国人女性に警官が罰金を課し、通行許可書を
押収した。女性は、罰金を払うから許可証だけは取り上げないでくれと
頼んだところ、警官に暴力を振るわれた。」という。
両者の言い分の真偽は別として、サルピ地区(「チャイナタウン」がある
地区)には既に2ヶ月前から険悪な空気が漂い始めていたのは事実。
それまで中華街のビジネスに寛容だったミラノ市が、突如として
道路交通法の条項の一字一句まで正確に適用して圧力をかけてきた。
その結果ミラノの中心街同様、商品積み下ろしの時間帯や荷運び用
カートの使用が規制され、仕事が思うようにできなくなった。
その上罰金に次ぐ罰金で、警官=ミラノ市に対する中国人の反感は
高まる一方だった。それが、件の罰金問答をきっかけに爆発したのである。
ミラノの中華街に住む中国人は、オフィシャルには1万3000人。
不法入国者も含めると、2万人に達すると見られており、イタリア全国に
移住する中国人の22%に相当する。
1920年代にフランスから渡って来たネクタイ作りの中国人が
この地に住み始めたのがはじまりだという。
1984年には500人に満たなかったこの地域の中国人人口が
20年経った現在、40倍に膨れ上がった。
現在営まれる企業の数は3000社にのぼり、その内訳は
商業45%、輸送・建築・清掃業が35%、飲食業12%となっている。
サルピ地区の経済成長率は10%、年間総売上高5億5000万ユーロを
記録し、イタリアを含むEU圏の成長率2%台と比較すると、急速な
発展を遂げる祖国、中国の経済を目の当たりにするかのような
成長ぶりだ。
今から7~8年前、日本人経営による和食レストランが次々に店を閉めた
時期にも、中華レストランは健在だった。
それどころか、今では寿司をはじめ和食にも手を広げた中国人経営の店も、
キノコのごとくあちこちに出現している。
この中国の底力はどこにあるのか。イタリアに限ってみても、
中国人は世界各国から集まる移民の中で異色の存在だ。
中南米系や東南アジア系は主として家政婦や清掃員、
アルバニアなどの東欧系は建築現場の、
アフリカ系は工場での作業員、という風に
発展途上国から移住してきたもの達は通常、何らかのカタチで
イタリア人の下で働いている。
これに対し、中国人は不動産を高値で買い取り、物資を調達し、
自ら卸売業、レストランや雑貨店を経営し、独立した経済活動を
行っているのである。
資金のバックアップという強みもあるかもしれないが、他国に類を見ない
組織力・実行力・労働力が中国および中華街をここまで押し上げた事実は
否定できない。
現に「サルピ地区を守る会」を結成している同地区イタリア人住民の
苦情は「荷降ろしの車やカートが邪魔、昼夜・祭日・平日の区別なく
働くので音がウルサイ、中国人は行儀が悪い」などというものだ。
また、イタリア人同業者たちは「開店時間を無視して店を開けるのは
フェアじゃない」と主張。
1セントでも多く設けるためなら骨身も惜しまぬ中国人と
お金儲けはあくまで生活を楽しむためとするイタリア人の
精神文化の対立といえよう。
「警官はイタリア人には罰金を課さない。私達は中国人であるがゆえに
多額の罰金を払わされる。これは人種差別だ。」という中国人に対し、
イタリア人は「イタリアに住まわせてやってるのだから、規則に従う
のは当然。」と主張する。
こうした双方の感情を裏付けるかのごとく、敵の反感を煽り立てるのが
専門のイタリアの政党「北部同盟」は、4月16日、わざわざ中華街で
イタリア側激励デモを行い、18日にはこれに対抗して、在伊中国人に
よるデモがドゥオモ広場で計画された。
その後4月17日に行われた中国領事館とミラノ市長の会談で、
デ・コラート副市長指揮の下、今後中国人側代表と「サルピ地区を
守る会」代表の間で、交通規制の適用方法および時間帯について
話し合いの場が持たれる事になった。
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これらを読んで、大きく頷いてしまった。
確かに、大都市ミラノだけでなく、わが町ヴァスト(ミラノより
はるか南の小さな田舎町)でさえ、最近中国人の姿が多く見られる。
私達が引っ越してきた昨年秋から見ても、である。
近所の中国人経営の雑貨店の向かいに中国人経営の衣料品店が開店
したし、相方の日系企業のそばでも中国人労働者と見られる団体を
何度も見かけるそう。
(相方の会社のイタリア人総務も眉をひそめて「最近は中国人が
増えている」といったそうだ。)
そして彼らの社会は確かに組織的な匂いがし、共存というには少し
距離を置いた位置に居る気がする。
直に関わったり話したことが無いのでなんともいえないのだが。
「チャイナタウン」は我々日本人にとって、食材を提供してくれる
貴重な存在。
しかし最近の中国に関するニュースを知るにつけ、その恩恵さえも
遠ざけたい気持ちになる。