2006~2010のイタリア周辺やウサギやクルマや諸々の話。2018~は愛する老ワンコとインドに移住中。時々絵日記。リンクフリー。
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3月最後の日曜日の今日、いよいよF1開幕!
第一戦の舞台は、南半球のオーストラリア・メルボルンの
アルバート・パーク・サーキット。
そしてモチロン、イタリアでは・・・
朝7時前からガッツリ生放送。
今期はレギュレーション(レースのためのルールみたいなもの)が
大幅に変更になったため、今までより面白くなるといわれている。
変更になったのは、大きく分けると7つほど。
1.KERS(カーズ)
電気式(モーター式)と機械式の二種類ある、エンジン補助機能。
モーター式は減速するときに充電し、加速時にその充電したモーターを
回してアシストする。機械式は減速時にフライホイールを回し、加速時
はそのフライホイールの回転を車軸に伝えてアシストする。
ただし、そのメリット・デメリットを考慮したうえで、搭載するチームは
フェラーリ、ルノー、マクラーレンだけといわれている。
この先搭載が義務付けられる可能性があるので、開発や経験(シーズン
中のテストは原則禁止)を積んだ方が、今後レース展開が有利になる
可能性はある。
2.ディフューザー
3.スリックタイヤ
4.可変フロント・ウィング
5.リア・ウィング
6.エンジン関係
そして7番目。6番目までの設定上の変更に伴う、チームやなにより
ドライバーによる戦術の様々な工夫である。
そして予選は、なんとホンダ撤退後、誰も買ってくれないチームと
マシンを仕方なく?買い取った、チーム代表のロス・ブラウン率いる
”ブラウンGP”がドライバーのバトンと共にポールポジションを獲得。
そして本戦は本コースの例年通り、リタイヤが続出する激戦。
公園をそのまま使うオーバルながらタイトなコースだからか。
(本レースはいつになく順位やリタイヤのアナウンスが少なくて
ちょっとわかりにくかった気が・・・)
そして残り三週で二位ベッテルと三位クビサがクラッシュ!
タイヤが捲れ上がっても頑張ったベッテルだったけど・・リタイヤ。
そのままセーフティ・カーが入ってゴール。
フタをあければ・・・
ポール・トゥ・ウインのバトンとバリチェロで、なななんんと
新星ブラウンGPがワン・トゥ・フィニッシュ。
表彰台までの感動的な中継を、イタリアRai-UNOが放送してくれた。
バトンはマシンを降りるや否や、バリチェロに駆け寄って
頭をグリグリ(笑)そして手を引いて抱き合う。
もう、本当に嬉しそう・・・
ロス・ブラウンも含めて三人で(そして三位のトヨタ・トゥルーリも)
お互いの功績と喜びを分かち合うシーンには思わずこちらも笑みが。
最後のシャンペンシャワーで、バトンとバリチェロがブラウン氏に
シャンパンをかけまくり、ブラウン氏はハンドル型のトロフィーで
それを防ぐ!というこのシーンは、ワタシの大のお気に入り。
もうね、チームの嬉しさが画面から溢れていて、見てるこちらも
本当に嬉しくなった。
ただ、惜しむらくは、ホンダが撤退したすぐその後・・・ということ。
ホンダが抜けたマシンでこれだけの結果が出たということは、つまり
勝てなかったのはホンダのエンジンだったからということ。
ホンダは、この結果を真摯に受け止めるべきだと思う。
もうね・・・ミクシの記事などで、日本のみんなが書いている
「ホンダの技術がブラウンGPで花開いた!」などという記事に虫唾が走る。
世界の人々は果たして本当にそう思ってくれている?
ブラウンGPは”ホンダのおかげだ”なんていってる?
だから日本のチームやクルマはダメなんだと言いたい。
ワタシは悔しいよ。
めっちゃ悔しい!!!
みんなもっと悔しがらんかい!!
うおーーーーー!!!!!
しかしフェラーリやマクラーレンが出てこないレースも久しぶりだ。
ちょっと楽しみになってきた。
わが町からクルマで1時間30分くらいのずっと行きたかった町。
ナポリに向かう途中、必ず町中を通ったものの(現在は他に道が出来て
逆に通らなくなった)通るだけで、なかなか立ち寄れなかった町で
日本人学校が春休みの今しか来れないかも・・・と、頑張って早起きし
この町を目指した。
このSS650はPoliziaやANAS(イタリアではANAS(道路公団)に
取締りの権限が与えられているようで油断ならない・・・(爆))が
財政のため?!たくさんのクルマをとめていた・・・
対向車がしょっちゅうパッシングで教えてくれるのが有難い。(笑)
切り立った岩山の麓にあるのが目指す町。
毎週土曜日には一本の細い路地が歩行者天国のようになり、
色んな露天が所狭しと並ぶ。(わが町と似ている)
サーカスが来ているみたい。
道行くクルマにフライヤーを”手渡し”するのがイタリアらしい。
ラクダも大変だなあ。
露天自体はあまりいいものがなく、アッサリ通過。
町の奥を歩いてみる。
家の屋根の向こうに見える、切り立った岩山のてっぺんに
白い小さな十字架がクッキリ。
なんだか色々妄想する。
狭い路地の谷間に垣間見える教会・・・
でもカトリックじゃなくてイスラム系?屋根のモザイクが綺麗。
イタリアの町に必ずあるカトリックの教会。
でもこの小さな町の教会は、全てイスラム風の教会。不思議だ。
そういえば、この町には黒髪に浅黒い肌、堀の深い顔立ちの人々・・
イタリア人じゃないであろう他人種の人々が割と多い気がする。
(※モリーゼにお住まいの方より、教会についての情報を戴きました。
”イスラム風の鐘塔の屋根ですが、モリーゼの山地の教会の塔は皆
この模様で、カンポバッソや近隣の町にもあります。
どれも黄色と緑で、似ているというだけで別にイスラムという意味は
ないようです。モリーゼ山地スタイルで、「ローマニック・バロック
様式」ではないかということです。”
A様ありがとうございました!!)
さらに建物がそびえる細い坂の道をくねくね歩いてゆくと、
開けた道に出た。奥に見えていた岩山が目の前に広がる。
すごい急斜面・・・
廃墟のような城跡・・・(改築中??)
こういう風景はずっと見ていても飽きない。
いつかあの建物の場所に立ってみたい。
途中から道案内をしてくれた、ハンサムな虎ネコと
のんびり屋のジジ。
露天を再度横目に見つつ、更に下って大通りに出る。
バールを見つけて一服。
表にはおじいさん数人が集まって、なにやら談笑。手前には若者二人。
若者と老人が同じ場所に集って同じものを食べて飲む。
なんというか、老人も元気に外に出て行く文化がここイタリアには
自然と根付いていて、それは本当に素晴らしいことだと思う。
バールにエノテカ(ワインバー)が併設されてるのも珍しい?
さすが地元モリーゼのワインがたくさん!
少し早いけどそろそろお昼ご飯のメドも立てようと思っていたら
リストランテの看板・・・しかも大好きな城!!!
ちょっと迷いつつ、城に辿り着く。
要塞のような、シンプルなお城・・・
リストランテが見当たらず、また迷って結局ヒトに聞く。
(相方は絶対ヒトに聞かないので、いつもワタシが尋ねる係)
なんと城の真横にあった。
この橋の先にあった。看板も標識も何も無いからわからないって。
しかもお昼はやってなくて夜だけ営業らしい。(涙)
なかなか上品で良さ気なお店だったので、いつか来よう。
折角なので、お城をグルリと見ることに。
カギがかかっていたので開いてないのかな・・・と思ったら
急に扉が開いたので、飛び上がるほど驚く。(汗)
おばさんが「土曜日は残念だけど12時までなのよ・・。」と。残念。
だけど、この桟橋から臨む風景は息を呑むほど美しかった。
ワタシ、この町が好きだ。
また来よう。
今日は日本人妻友達と我が家で小さなパーティ。
昨日買った45ユーロのワイン。
注いだらすごい色・・・普通の赤と全然違う。
香りも味も、ブランデーや紹興酒みたい。
まろやかで飲みやすいけど・・後で絶対クル!!とみんな直感。(笑)
・・・案の定、グビグビ飲んだらバッチリ顔真っ赤。(汗)
その後お好み焼きパーティとなり、焼いて食べて飲んで笑って・・・
やっぱり女同士の集まりは楽しい。
ロウソクが一本、しかも長々と・・・
ピンクで可愛いけどなんか不思議。(笑)ご馳走様でした。
ポストを覗いたら高校時代の女友達からバースデーカード。
娘は昨日も今日もクラスメイトのガールフレンドの家にお呼ばれ。
娘を見送った帰り道でバッタリ会ったメーテル(仮名)。
なんだかまるっと女だけの日。(笑)
30代最後の一年、悔いのないよう笑って生きるぞ!
超ご無沙汰の大学時代の友人より届いたエアメール。
シンガポールからだ。数ヶ月の出張らしい。
嬉しくて、早速わが町のポストカードに数行の手紙を書いて郵便局へ。
しばらく待って受付のおばさんにカードを渡す。
あて先をじっと見たおばさん、おもむろに
シンガポールってどこの国?
中国??あ、日本?
・・・え。シンガポールはシンガポールですけど???
あまりにも堂々とおばさんが”そんな国名はない!”と言い張るので
”あれ?シンガポールってどっかの国の首都だったっけ??”と
ひるんだワタシ。いやいや確かここイタリアと同じ共和国なハズ。
郵便事業に関わる人間なら、世界の著名な国名くらい知っとけっ。
つか料金調べる時にどうせ機械でアルファベト順に国を検索できるんだから
ないない連呼するくらいならとりあえずSで探せっ。
案の定スグ見つかったみたいで大人しくなった。(笑)
***
本日買ったワイン。
向かって左のワインは名前に惹かれて(&ラストの一本だったので)購入。
右は・・・なんと一本45ユーロ!!!の超高級ワイン。
(なぜその値段かは不明)
それが60%オフだったので(笑)興味本位で購入。
夕食ははじめて訪れるアドリア海沿いの”海賊”という名のリストランテ。
・・・貸切状態だった。(爆)大丈夫かしら・・・
メニューはシンプルな海の幸ながら、アンティパストがHOTだったり
味付けがすごく舌にあったりでなかなか好印象。また来ようかな。
ケーキはみんな大好きな美味しいお店のもの。
長方形の箱にちゃんと入ってる~!!!と大騒ぎする我々・・・
(でもホントこの町では珍しい・・・)
普通イタリアでは誕生日を迎える人間が周りにお菓子やケーキを
振舞ったりするのですが、メーテル(仮名)からサプライズでプレゼントが!!
そしてそして、たくさんのお祝いの言葉・・・本当にありがとう。
なんか本当に嬉しかった。
この日、ワタシのレベルもひとつアップ・・・かな。