2006~2010のイタリア周辺やウサギやクルマや諸々の話。2018~は愛する老ワンコとインドに移住中。時々絵日記。リンクフリー。
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今日もここヴァストは春らしい陽気。
娘曰く、
「こっちの青空ってほんっと青いというか雲ひとつないよね~」
・・・うん。
画像向かって右の壁の向こうは家から徒歩3分の裁判所。
その隣には警察がある。
そして画像向かって左側には、娘が通う小学校がある。
今週末に、お隣の国フランスで大統領選挙がある。
日本の選挙にはあまり興味のないくせに(失礼)この選挙の行方は
とっても気になっている。
なぜなら。
ここイタリアはフランスにとっても似ているから。
(逆にドイツ・オーストリアとは全く別世界。(笑)国境が陸続きなのに、
国の雰囲気がガラリと変わるのがスゴイ)
言葉も違うしお互いの国を嫌ってるっぽいけど(汗)
外から見たら・・言ってること、やってることが
「イタリアもフランスも同じじゃ~ん」なのである。(笑)
難しい話はリンク先の情報を読んでいただくとして。
メディアから得た情報を元に、ワタシなりにこの状況を書いてみようと思う。
現在フランスでは”週35時間しか働いちゃいかん”という法律がある。
そして終身雇用も法律で決められている。
そして幼稚園~高校まで無料で通うことができ、給付金も充実。
残業も無いので、夕食は家族みんなで食べることが当たり前。
女性の8割は働きながら子育てをしている。
・・・と、まあ素晴らしいのであるが、一方。
前述の法律により、一度雇用されると手厚く保障されるため
働く意欲が低下したり、雇用が停滞する。
(記憶に新しいフランス人の若者の暴動は、この雇用の減少が原因。
現在、フランスの若者の5人に1人は失業している)
また、たくさん働いてお金持ちになりたいヒトは、フランスを出て
海外で働くらしい。(そのようなフランス人は、現在約140万人もいる)
彼らいわく「やる気と能力に見合った給与が欲しい。」
「このままではフランスは世界に取り残される!!」とのこと。
そのフランス国の将来が、この選挙にかかっている。
大きく対立する2人の候補。
「いっぱい働いていっぱい稼いだヒトが豊かになる、
アメリカのように力のある国を作る!」というサルコジさん。
「今までのフランスの伝統を守り、格差を作らない。
弱者にも平等なフランスを!」というロワイヤルさん。
これはフランスだけの問題ではない。
フランスと似ている国イタリア・・・
(イタリア人も、ちょっとは注目してるのかしら?^^;)
ひいてはアメリカ化を選択して、現在の仕事社会を作った
日本への問題提起のような気がする。
余談だが、現在1ユーロは160円を超えた。
ワタシがイタリアに来た2006年秋から、実に約5円も上昇している。
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