2006~2010のイタリア周辺やウサギやクルマや諸々の話。2018~は愛する老ワンコとインドに移住中。時々絵日記。リンクフリー。
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ヨーロッパは本当に乾燥している。
日本のように湿気がある国からくると、
尚更そう感じるのかもしれないが。
昨年の秋に、生まれてはじめて海外に出てここ南イタリアに来た時、
(季節的な理由もあったかもしれないが)ただ普通に生活していて
肌がガサガサになるのに驚いた。
唇は数時間おきにクリームを塗らないとひび割れ、食器を洗う時も
ゴム手袋が必要。水が硬質なのもあってか、お風呂に入っても
肌も髪もパサパサだった。
しかし不思議&逞しいもので、数ヶ月するとカラダも慣れてきたのか
そんなに気にならなくなった。(ただ日々の努力は必要不可欠)
海外の「一日中、外でも家でも靴を履いている」という文化を
日本の中で想像しているうちは”あり得ない!”と思ってしまうけど
海外で生活してみると日本よりずいぶん乾燥しているので、日本で
靴を履くほどには蒸れないし、気にならないのだった。
前置きが長くなってしまったが、今もなお続く「ギリシャの山火事」。
この夏ここイタリアでも連日ニュースになったり、ワタシ自身も真近で見た
ので、乾燥した空気のなかで燃え広がる火の恐ろしさを少しはわかる。
イタリアのテレビでも時々ニュースで流れていて気になるのだが、
時々見ている人気ブログ「きっこのブログ」にこういうことが
書かれていた。
死刑廃止論を廃止しろ!
このヒトの書く記事は時々偏っていると感じるところがあり、
ワタシは半分くらい真剣に読んで半分くらい流して読んでる。
今回の記事は彼女の感じていることやいってることに賛同できる
部分が多くて、どちらかといえば好意的に読んだのだけれど・・・
家族にうさぎがいるものとして、ウサギうんねんの件は正直かなり
ショックだったし、ヒトは何故かくも残酷になれるのかと
哀しくて悔しくてひとりでいろいろ考え込んでしまった。
しかし肝心のその「山火事の放火原因と方法」の部分を裏付ける
ニュースソースを、日本国内や海外のニュースで見つけることが
できない。
(”放火原因”については、なんとなく匂わす記事をいくつか
見つけたが・・・→ここの最後の数行やこの記事。)
ただ、政治的理由も匂わせるこの記事もあり、原因については諸説
入り乱れており、海外で流されているニュースも含め、まだ調査中
あるいは憶測の範囲を超えていないようだ。
この件について某巨大掲示板やいくつかのブログで取り上げられて
いるようだが、おそらくどれもどこかの情報からの引用だろう。
しかし多くの記事にはそれを裏づけできるニュースソースや情報源を
全く引用していない。
少し怖い、と思った。
どこかで書かれた記事、あるいは流された情報をそのまま自分の場所に、
時には自らの手柄のように、出処のリンクや引用をいっさいせずに書く。
本当かどうか疑うことも、調べることもせずに。
そしてその情報はまた誰かの記事となり、広がってゆく。
そう、まるでギリシャの山火事のように。
たとえその情報が本当だとしても、「自分自身で」答えを、真実を
導き出す。探し出す。
その努力をしないヒトが多い気がする。
そして走り出す前に「待てよ?」と”一呼吸おく瞬間”を持つ必要。
自分ももっと気を引き締めて、情報に対峙する必要があるなあ。
発信する時も。受信する時も。
他人のフリ見て我がフリ治せ。
そして一刻も早い山火事の鎮火を願ってやまない。
追記:ウサギの件は、昨夜のテレビ朝日系列のニュース番組
「報道ステーション」で流された情報とのこと。
そんな残酷な方法が真実だと思いたくないので、
個人的に引き続き調べていこうと思う。
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