忍者ブログ
カウンター
フリーエリア
☆2006年10月~南イタリアの アブルッツォ州vasto在住。 生まれてはじめての海外生活 に日々マイペースで奮闘中。
★当ブログバナー(お土産にどうぞ) ★メインサイト(HOME) ★画像掲示板(BBS)
カテゴリー
ブログ内検索
フリーエリア
最新コメント
[05/16 ノモ]
[05/08 桂子ママ]
[05/04 conigla]
[05/01 はやしのりこ]
[04/16 conigla]
[04/10 葉っぱ]
[04/10 葉っぱ]
[03/20 NONAME]
[06/06 coniglia]
[05/24 ガク]
リンク
プロフィール
HN:
coniglia
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
★HNはイタリア語で♀ウサギの意。
詳しく知りたいキトクな方はメインサイトへGO!


メールアドレスはこちら。
coniglian@gmail.com

アクセス解析
2024.05
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
prev : 04月
next : 06月
2006~2010のイタリア周辺やウサギやクルマや諸々の話。2018~は愛する老ワンコとインドに移住中。時々絵日記。リンクフリー。
standalone01.JPG
1 2
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。





賑やかで街の中心的グラシア通りを歩くと
ヒトの列とひときわ目立つ大きな建物が見えた。
サグラダ・ファミリアに続くガウディの作品”カサ・ミラ(ミラ家の家)”だ。

彼はこういう言葉を残している。

突き出している部分とへこんだ部分を組み合わせることで、
光があたる凸部分には必ず陰の部分が対応するようにしなければならない

















生物を感じさせる美と躍動。
人間の感性を刺激する造型がそこにはあった。





結構なヒトの列。
でもやっぱりイタリアと違ってサクサク進む・・・



中に入るときは荷物のチェックあり。
その後建物の内部へ。












生物の腹の中を彷彿とさせる、吹き抜けドーンな中庭。
龍の背びれのようなデザインと心酔モノの色使い。





非常階段のような狭い階段で上階へ。

この建物は現在も住居やテナントとして普通に使われているのだが
この階は展示室として解放されているようだ。



 


なにやら楽しげなオブジェが建つ屋上(後で見学)を
吹き抜けに面した窓からも臨める。

楽しい!!!



実際生活が営まれていた各部屋には当時のもの(1910~30年頃)が
そのまま展示されている。






アンティークな三面鏡だが今でも充分使えるデザイン。









マニア涎なメイド部屋?(笑)




柱部分の彫刻が綺麗で面白く、
またドアや窓、通路そのものも直線部分がほとんどなく
海の波や花弁などが持つ、自然の美しい曲線が各部に使われていて
外観だけでなく、内部もとても美しい建物だった。








各部屋の中でも個人的に傑作だったのが子供部屋だった。















・・・この部屋見た瞬間!
ニンテンドーDSソフト「アナザーコード」を思い出しちゃったよ。
(やったことある方はわかってくれると思う)
手前のゾーイトロープなんて”まんま”だし!!

これ、上部の筒状のところを回転させながら細いスリット部分を覗くと
中にコマ送りでかいてある絵が動くように見えるオモチャ。
(パラパラマンガと同じ原理)
このオモチャのプチ動画。クリックしてみてね。
ダウンロード(mov)



ワタシが娘に教え、一緒に覗き込んでいたら・・・










・・・こんなことになっちゃった。(汗








屋上へ登る前に、屋根裏部屋へ。
レンガでできている、天井がアーチ状の美しい空間。

これは逆さにした船の構造、あるいは
クジラなど大型動物の胸の骨部分の構造に似ているといわれているらしい。












ここにはカサ・ミラの全体模型が飾られている。
建物の美しさや機能性などがわかりやすく見ることが出来る。









この建物のオーナー・ミラ家専用の出入り口と、賃貸している住人との
出入り口は別になっていて、採光や換気を滞りなく快適に循環させるため
中庭やたくさんの換気口や煙突をつけている。
しかもそれらは無機質な人工的なものではなく、有機物的で美術的な
美しいデザインが施されている。






いよいよ屋上へ。









・・・とても屋上とは思えない。
小さな公園のように、楽しくてワクワクする空間だ。

個性的なデザインの煙突や換気塔は細かいモザイクで固められており
美しいだけでなく防水の役目も果たしているらしい。
また、これらオブジェを有名なシュールレアリズムの画家ダリは愛し
「スターウォーズ」の監督ジョージ・ルーカスはダースベイダーのモデルにしたといわれているらしい。


















そしてガウディは面白い仕掛けをここにも造った。





この画像で気づくことがないだろうか。

遠くに「あるもの」が見えると思うのだが。









実はこの屋上のこのトンネル部分から、かのサグラダ・ファミリアが
綺麗にすっぽり入るようにできているのだ。

・・・ここでも鳥肌。
もうガウディ凄すぎ。
お金持ちになったらこの家に住みたい。(家賃いくらくらいなんやろ・・)














屋上から階下を望む。




この愛すべき建物をいつまでも眺めていたかったが、この次もうひとつの
ガウディの作品カサ・バトリョを見学予定だったので、仕方なく降りることに。







最初に見上げた中庭から再度空を仰ぐ。




















なんと偉大な天才建築家か、ガウディ。
サグラダ・ファミリアに続き、彼の作品を記事にすると正直、他のレポの
時間かかってる・・・
画像で伝えきれない、また書きたいことが多すぎて(でもあまり
詳しくすると見る(読む)ほうも絶対疲れるからこれでも端折ってる
それだけ作品たちにエネルギーが満ち溢れているということか。





少し日が傾き始めた頃、グラシア通りを歩いて15分ほどで
またヒトが行列をつくる、風変わりな建物を見つけた。
あれがカサ・ミラをつくるキッカケとなったガウディの作品、バトリョ邸だ。










冬休みの旅・その7~バルセロナ(スペイン)⑤へつづく・・・









拍手

PR




聖堂のまん前に停まっていた、観光バス。
巨大なミラーが蜂っぽい?








気が付くと、お昼をまわっていた。


せっかくなので地元の料理が食べたいが、今夜はちゃんとタブラオ
(パエリア&フラメンコのショーの店)で予約をとっているので
軽くでいいか・・・と聖堂近くで見つけた店に入る。






・・・メニュー読めません。(涙)

適当に3種類注文する。
イタリアと同じでアンティパスト・プリモ・セコンド・デザートと続くようだ。



程なくして運ばれてきた。





向かって左はなんと生ハムパイナップル!!メロンじゃないのね

・・・意外とおいしかったっす。


真ん中は生ハム、サラミの盛り合わせ。
右端はホワイトアスパラのサラダ。(スペインのヒトはアスパラ好きなのか、
料理に頻繁に出てきたような・・・)



海外で料理を注文する時に、ワイン等のお酒か水を必ず注文するのだが、
スペインの水はおいしいと思った。
(ドイツは正直イマイチだった・・・)そしてイタリアやドイツなどでは
ガス入りかガスなしか聞かれるが、スペインではガスなしが一般的みたい?








メインディッシュは、向かって右が魚(スズキ?)奥が骨付きラム肉、
手前がソーセージ。ソーセージが意外と美味しかった。



デザートはヨーグルトとジェラートとフラン(プリン)を頼んだが
手作りのものが無く、全部既製品。
ホテルの朝食の時につくづく思ったが、スペインのコーヒーやデザートが
正直あまりおいしくない。イタリアの方が何倍もおいしい・・・



↑画像はホテルの朝食。このフルーツタルトがまた美味しくないの・・
でもクロワッサンはおいしい!
(イタリアのパンはバターが少ないのでデニッシュ系がいまいちなのだ)





バルセロナの街を歩いて次のガウディの作品、カサ・ミラへ向かう。
こちらも普通に街中に建っており、普通に中を見学できるし普通に
住居や店舗として使われているらしい。













バルセロナの街は一方通行の道がものすごく多く、片側のスペースを
駐車・駐輪場や自転車専用道路としてとても上手に使っている。
なので汚く適当に停めたクルマやバイクもなく理路整然とした美しい
道路状態だった。
大通りでもムダに車道にせず、中央分離帯を広く取って遊歩道にしたり
ベンチを置いていたりととても気持ちがよい街並み。
(イタリアの各観光地(特に南方面)と比べてもその差は歴然・・・)






自転車専用道路にも一方通行!安全のためかな。





レンタサイクルが充実している。
このあたりもドイツとちょっと似ているかも。





途中、こんな面白い銅像が。





・・・ドジョウすくいをする男の子に「もっとこうよ!こう!!」と
指南するガールフレンド?









サグラダ・ファミリア聖堂より徒歩圏内の、グラシア通りという
大きな街の中心的通りの一角にカサ・ミラは建っていた。



冬休みの旅・その6~バルセロナ(スペイン)④へ続く。











拍手




地下鉄の続き。

「サグラダファミリア駅」を駆け上ると!









ババーン!!と
出口の目の前

あの憧れのサグラダ・ファミリア聖堂が!!!


・・・なっなんかイメージが違う・・かも。(汗

だってだってよ?






こんなに近くに街の建物が建ってんですよ?
(向かいのビルの住人なんて窓開ける度にサグラダさんこんにちは!ですよ?)
もうちょっと広大なところに建ってるイメージがあったのに。


路上から撮ってもガイドブックにあるような全体像が撮れないので
あたりを見回すとちょっと大きな公園が見えたので、テクテク歩いていった。








そこから撮った写真。
うーん・・・なんか違うな・・・


公園の中に入ると、思ったよりヒトはいなくて
皆写真を撮ったり寛いだりしていた。






む!

ふと気配を感じて後ろを振り返ると、ガイドブックにあるような
池を含む美しい全体像を撮ったであろうスポットを発見!!!




きっとあの部屋あたりの高いトコロから撮影したんだろな・・・
地上からの視点では撮れないっす。ガクッ






独特の異様なオーラを放つ建物の質感に圧倒されて気が付かなかったけど
大聖堂は実にカラフルで可愛らしい顔を持っている。




真ん中に置かれた緑の木と白い鳩。
赤いリボンのような十字架。






シンボルのような4本の塔?には何か言葉が綴られていて
ここにも黄色と赤のカラフルな十字架が。




そして公園中心の池の水面には・・・






美しく映る、逆サグラダの姿があった。(池は汚いけど)

後にこの姿が、サグラダ・ファミリアのカギを握ることになるとは
この時のワタシには想像もつかなかったのだった・・・


などとちょっとミステリアスな余韻をひきずりつつ、
我々はみやげ物を冷やかしつつ、聖堂内部に入るべくチケット売り場へ。





!!!!!
なんだ~?この行列!!!


実はこの公園側の入り口は団体客専用で、
一般用は裏側に回らねばならかったのである。
それを知らずに「以外とヒトいないよね~」などとのんびり写真を
撮っていたバカ家族。イヤン

でもさすがスペイン。聖堂を半周するくらい並んでいたヒトがみるみる
はけて(イタリアだと・・・以下略)思ったより待たずに入れた。







ゲートを入ってすぐのところはちょっとしたポーチのある正面。
写真を撮ったり寛ぐヒトでごったがえしていた。


正面の彫刻に圧倒される。

キリストの誕生・受難・栄光という3つのテーマを持つ門が立つ。














重そうな入り口ドアには、なぜか?ダヴィンチ・コードが。








中は改装中の骨組みや展示物でごったがえしていて
思ったより広くなかった。




この聖堂には(というよりガウディの作品はどれも)たくさんの材料で
できている。石ひとつにしても、そのものの持つ自然な色を利用すること
をガウディは好んだらしく、とても多くの種類の石の説明があった。


そして聖堂の中はとても美しい光で満ちていた。





まだ未完成だが、この内部とステンドグラスが完成したら、さぞかし
夢のように美しい空間になることだろう。
内部が真っ白なのは中に光と色を取り込むためなんだろう。
(こんなに明るく美しい教会をイタリアではなかなか見られない。
なぜならイタリアの教会の内部は極力光を遮っているからだ)









今の技術で急ピッチで進んでいるそうだが本当に”途方もない作品”だ。













さて、そろそろ設置されてるエレベーターで上に登って
バルセロナの街を一望しましょうか~などと思っていたら。







これまたすんごい
行列ですよ、あーた


こりゃ入り口の行列どころじゃございません。
中をぐるっと一周してそうなイキオイ。


・・・諦めましたよ、ええ。

(そういえば小一時間前の教訓をちっとも生かさず、また先に内部の
展示物を眺めたり写真を撮ったりしていた余裕の家族。バカン)


出口からふと見上げた聖堂の姿。









・・・もしかしたら自分が一番好きなアングルかもしれない。












現在作ってる部分と旧い部分が一目瞭然。
だけど当然同じデザインでなんだか面白い。







こちらの天辺もやはりカラフルな果実のよう。




そのまま帰ろうとする相方を押しトドメ、入り口の地下?のような
ところに博物館があったので入ってみた。

たくさんの絵や写真や模型(ガウディは建物を建築する際に、
多くのデッサンを描いたり模型を作ったりした)が展示されていた。
















そしてこんな絵(図?)があった。




聖堂の各彫刻にはキリストのストーリーがあらわされているようだ。
(下に書かれている”FANCANA DE LA PASSIO”とは”復活”を意味する)






そして入り口のドアでもピンときたが、ガウディはダヴィンチ・コードや
魔方陣などに見られる”ナゾ”を愛していたようだ。
(ナゾというより”隠された意味”ともいうべきか)











聖堂の各部分(主に彫刻部分?)に色々隠されている模様。
面白い。





最後に。
”ナゾ”とはちょっと違うが、この大聖堂の最大の魅力とも言うべき
独特の造形美。

実はガウディが理想的な”アーチ”をデザインするべく、こんな奇抜で
独創的な方法を用いたらしい。





鏡が設置されているのがわかるかな?










実はこのサグラダ・ファミリアという建物は天地反転というアイデアを
用いた、自然のカンペキなバランスと造形美を持つ建築物だったのだ。
(解説しているボードを正しく解釈できている自信がなし。
自分なりの解釈で言葉を綴ってますのでアシカラズ。
でもニュアンス的にはそんな感じだと思われる。)



もうね、鳥肌たちまくり。

よくよく考えたら、この塔のカタチと高さで作ってくと普通
途中で崩れてもおかしくないんだよね。
それを無理なくカタチにさせるためのアイデア・・・

ガウディ、すげぇ。



そしてさらに鳥肌がたったのは、さっき塔を望む公園で見た
池に映る聖堂を思い出したからだ。








もしかしたら。
サグラダ・ファミリアだけでなく、この池もセットで
彼のひとつの作品なのかもしれないな、と思った。






↑ ガイドブックから拝借した画像なのが口惜しい・・・



機会があれば是非!
自分の目でサグラダ・ファミリアの”質感”を確かめて欲しい。
画像ではなかなかあの質感は再現できない。悔しいけど。





もっと鬼才ガウディの鳥肌もんの作品を見たい!でもその前にちょっと一服・・・
冬休みの旅・その5~バルセロナ(スペイン)③へ続く。













拍手




アンドラからバルセロナまでも約200キロ
途中、看板の向こうに不思議なカタチの山を見つけた。









後でガイドブックで知ったのだが「のこぎり山」という意味を持つ
モンセラットというキリスト教の聖地だそうだ。
バルセロナを含むカタルーニャ地方をはじめとしたスペイン全土から
大勢の巡礼者が訪れるらしい。





スペインの高速料金所。
マニュアルと書かれているところにはヒトがいるので初心者も安心。







”バルセロナ”の文字が見えてきた。



懐かしいイタリア語と似ていて意味がなんとなくわかるからウレシイ。
(フランス語はサッパリ・・)





バルセロナに入るといきなり日本企業のカンバン。



信号待ちのクルマとクルマの間をぬい、命がけで物売り?する
オジサンがここにも・・・イタリアと同じだ・・・








車線超せまっ

長崎育ちで細い道のドライヴィングテクニック上級の相方もビビる。

日本車(特にミツビシとニッサン)率が高く、
泊まったホテルの前にもパジェロとマーチが。




さて、スペインに来たからにはフラメンコが見たい!!!ということで
フラメンコのショーをみながら夕食もとれる店(タブラオ)に予約を入れる。
ただし今日は出遅れたため、明日の夜に。
そしてこの日はスペインの日本食を食べることにした。




カツ丼。(笑)アッサリ味でおいしかったっす。



その後バルセロナの夜の街をブラブラ。
飲食店以外の店は20時頃に閉まるところが多い。
(ただ、イタリアと違うところは20時に客がいたらちゃんと待ってること。
イタリアだと19時50分頃から電気を落とし始め、20時にはシャッター閉める


大きめのスーパーやファーストフード店もあったりして便利。
イタリアの同じ観光地より小奇麗だと思った。




日本食の店(もしかしたら中国人経営)も結構多い。







スーパーでこんなお菓子を発見。
買わなかったけど。




次の日の朝。
旅のメインのひとつ、サグラダファミリア聖堂へ向かった。
ホテルが中心街なので地下鉄で行ける。(!)














駅もホームも車両も綺麗!!オーストリアを思い出した。
(それに比べてイタリアは・・・)





思いっきり駅名なんだね。










長くなっちゃったので冬休みの旅・その4
~バルセロナ(スペイン)②へ続く・・・














拍手

忍者ブログ | [PR]
PRODUCED BY SHINOBI.JP @ SAMURAI FACTORY INC.
"coniglia" WROTE ALL ARTICLES.