2006~2010のイタリア周辺やウサギやクルマや諸々の話。2018~は愛する老ワンコとインドに移住中。時々絵日記。リンクフリー。
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ヨーロッパでは、この週末からヴァカンスに入る人々が多いようで
北から南へ向かうヒトの数がハンパない。
土曜日の昨日、家からクルマで1時間弱の町へ買い物に出た相方は
2時間たってやっとの思いで帰ってきた。
ヨーロッパの「民族大移動」の時期だ。
そして、ご実家がわが町ヴァストのイタリア人旦那様を持つ
Rさん(HN/タラ夫人様)が先日里帰りされ、少しの時間
お会いすることができた。
しかも何と!今日は隣町の別荘にお呼ばれしてしまった。
はじめて旦那様にお会いしたのだが、かなりハンサム。
今までヴァストの中で出会ったイタリアーニの中で
一番ハンサムではなかろうか。
(ボカすのが勿体無いくらい美男美女なおふたり。)
別荘は、アドリア海を見下ろせるかなり小高い山の中腹にあり
風が吹き抜けるとても素晴らしいところだった。
「楽園」のイメージ。
庭には種類も量も豊富な果実や野菜が植えられていた。
お舅さんがほぼ毎日手塩にかけて育てられているようだ。
Arancia(アランチア/オレンジ)と
Peperoncino(ペペロンチーノ/唐辛子)。
Zucchina(ズッキーニ)とCachi(カキ/柿)。
カキは日本語がそのままイタリアでも通用する。ちょっと感動。
Pesca(ペスカ/桃)とFico(フィーコ/無花果)。
ここの無花果も白い実だった。
Uva(ウーヴァ/葡萄)とKiwi(キウイ)。
ツタ植物なので、塀代わりに敷地をぐるりと囲うように這わせてあり、
とても素敵だった。
ここまでで、庭(畑)の約半分。見ていて本当に楽しい!
中庭には大きなブランコとガーデンセット。
そして可愛らしい「釜」があった。
ここでピッツァを焼いたり、バーベキューをしたりできるらしい。
・・・素敵過ぎる。
庭からウッディ調のポーチ&リビングを眺める。
この部分だけ木造で、古いので建て直すと仰っていたが・・・
この古さが愛おしく、惜しい気もする・・・
脇に植えられた紫陽花が可憐。
Pompelmo(ポンペールモ/グレープフルーツ)も成ってる。
南イタリア・シチリアでも有名なLimone(リモーネ/レモン)。
お茶にいただいた、お菓子やお酒にもしっかり使われていた
料理には欠かせない果実。
クッキーのようなRicciarello(リッチャレッロ/トスカーナ
地方シエナという街のお菓子)と珈琲をご馳走になる。
お菓子はレモンの香りがして、サクサクとほんのり甘い。
手作りだそうで、すごく美味しい。
珈琲はイタリアでいつも飲むエスプレッソではなく、なんと
モカとのこと。日本で飲む珈琲に似ていてまろやかで美味しい。
そしてモネの絵をモチーフにした素敵なカップの数々。
香水ビンのような綺麗な入れ物には、レモンのお酒!
Limoncello(リモンチェッロ)といって、アルコールが30%以上の
強いお酒だ。こちらも家庭で作る手作り。
かなり強いが、甘みとレモンの味がほどよく美味しいのでついつい
飲めてしまう・・・
間もなく南ドイツへ旅行に行く予定のワタシたち。
ドイツ・ミュンヘン在住のRさんにいろいろアドバイスいただいた。
途中からイタリアやドイツの話になり、俄然盛り上がる。
”イタリアでは離婚まで数年かかる(法律で離婚の裁判まで数年間の別居生活を
強いられるらしい)ので、離婚率が少ないのだ、一方ドイツの離婚率は高い”とか、
”イタリア人はドイツ人をスゴイとは思うがああはなりたくない(ドイツ人はツマンナイ)
と思ってる。
逆にドイツ人はイタリア(特にトスカーナ地方)に憧れを抱いてはいるが、イタリア人
そのものには呆れている”とか。
イタリア人とドイツ人は仲が悪いと聞いてはいたが、
実際日常で両方に関わっているRさんの話は興味深く面白い。
中庭を登っていった奥にも、畑とナント!
手作りのビニールハウスが。
プチトマトやPomodoro(ポモドーロ/トマト)がたくさん。
杭を打たず、ヒモで引っ張ってるのはナイスアイデア!!
そしてそんなプチトマトの一部は、ポーチの軒下で
「干しトマト」に変身するべく待機中。
奥に見える手作り風のブランコがまた可愛い。
なんと、井戸まで・・・まだ水が使えるそうだ。
家族のニャンコ「ロメオ」君。
そしてもう一匹、白いニャンコ「ゆき」ちゃん(!)がいるのだが
撮ろうとするとヒラリとかわされ、何処かへいってしまった。
南イタリアの片隅の街に、2匹も「ゆき」がいることは
かなりの驚き&奇跡である。
お世話になったRさんのお舅さん&お姑さん。
こちらも美男美女のおふたり。
旅行の準備もあるので、そろそろ帰宅することに。
本当に楽しく、素晴らしい時間と空間を提供してただいた。
Tante grazie!!
Buona vacanza!
またお会いしましょう。
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