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☆2006年10月~南イタリアの アブルッツォ州vasto在住。 生まれてはじめての海外生活 に日々マイペースで奮闘中。
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2006~2010のイタリア周辺やウサギやクルマや諸々の話。2018~は愛する老ワンコとインドに移住中。時々絵日記。リンクフリー。
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ベルギー二日目。

今日は滞在地の都会ブリュッセルを離れ、ゲントという町に行く。
近郊のブルージュという町とどちらに行こうか悩んだのだが(時間的に
どちらかにしか行けない)ライフワークとなりつつある”城廻り”に
焦点を合わせた時、ゲントの方に魅力的な城があったのだ。
ちなみに「柔のブルージュ・剛のゲント」と呼ばれ、メルヘンチックで明るく
美しい街並みで観光客が多いブルージュ、一方ゲントは人が働き、生活して
いる人々の息遣いがそのまま残る”作られていない”姿があるとか・・・
そして「青い鳥」の作者、メーテルリンクの故郷でもあるらしい。



ホテルのバイキングで朝食を食べ、10時過ぎに出発。
(今回の旅行はほぼこの8時起床・食事・10時頃出発という、朝に余裕
があるタイムテーブル。ヨーロッパの人々はこういうスタイルが多いよう
で、早朝から行動するのはアジアの団体客の特徴かもしれない)





移動中、町中で見つけた大きな観覧車。
座席部分に思わず釘付け。じ、自由だ・・・

フリーウェイ(ベルギーの高速もドイツと同じく無料)に乗ったら
あとは30分ほどでゲントに着くはずだ。





高速スグ脇には牧場・・・?
柵もすごく簡素なものだし、牛さんも煩くないのかしらん・・・


と、間もなく渋滞にはまった!
かなり長そう・・・




コチラに渋滞の様子?やクルマネタをアップしてるので、興味や時間が
ある方は是非・・・

上記リンク先にもアップしたが、ベルギーのジャンクションはすごく
複雑なうえ、たくさんの路線が合流しているので渋滞しやすいのだろう。
トラックも日本並みに多い気がした。
さすがヨーロッパの交通・流通の要の国である。








結局予想の倍くらいかかって渋滞脱出!
後でアントワープにも寄るけどまずはゲントへ!!


道路がくねくねしたり車線が狭くなってたりで少し走りにくい・・・








どんどん走っていたら、なんだか町の中心っぽいところに出ちゃった。
ここ路面電車の線路上だし・・・

あわてて駐車場を探して停め、歩いて散策することに。
大学があるためか、いろんな人種の学生がたくさんいる。
観光地というにはヒトもまばらで個人的には居心地のよい町の印象。















ひとまずランチ。
ゲント名物「ワーテルゾーイ(チキンの白いシチュー)」を食べたかったが、
時間が予定より遅く、探す時間もなかったので適当な店に飛び込んだ。
そこはなぜかギリシャ料理店。(笑)

メニューが全く読めず(表記はフランス語かオランダ語のみ・・)
選べるランチ(もちろんテキトーに選ぶ)を頼むことに。





ワタシはビールが苦手なのでドイツやここベルギー、オランダでは
苦労するのだが(笑)この店のカクテルとやらを食前酒で注文。
オレンジジュースみたいで優しい味。
オリーブ・・・チーズが意外と?オイシイ。


スープはニンジン風味ですごく美味。娘も大絶賛!!!
地元イタリアではスープをあまり飲めないので嬉しかったな~
サラダもイタリアではあまり出ないタイプ。ドレッシングも嬉しい!
(イタリアはオリーブオイルかバルサミコ酢なので・・)








メインはお子様ランチのような豪華さ。
タルタルソース?2種も綺麗で美味しかった。
全部食べたかったけどなにせ量が多くて・・


デザートもしっかり。








量が多かったけど美味しかった!!
美味しいコーヒーの量が多いのは嬉しいです。



ちなみに隣のテーブルのご老人グループ。
(体格的にドイツ系かと思ったが話してるのはフランス語だった気が)
同じランチをそれぞれペロリと食べた上にビールおかわり、さらに
まだメニュー見て注文してた・・・どれだけ食べるんだろう・・・


ささ、歩いて膨れたお腹を落ち着かせなければ・・・










向かって右手の絵本に出てきそうな美しい城は「魔王ゲラルド城」。
1245年に建てられたそう。(”1192つくろう鎌倉幕府”の
50年後くらい?!すごいっ!!!)
残念ながら一般公開はされていないようだが、外観をみるだけでも
迫力があって個人的にはかなり惹かれた。














城の奥には一部改装中の聖バーフ大聖堂。
ここには祭壇画の傑作「神秘の子羊」があることでも有名で、この絵は
中世ヨーロッパにおける最も重要な絵画の一つとされているらしい。
手前の人物像は作者のファン・アイク(ファン・エイク)兄弟。





「神秘の子羊」の本物はガラスケースに入れられてはいたが、日本語の
説明もあってとっても興味深かった。もちろん?撮影禁止。
門外不出のこの作品はここでしか見られないとか。


満足して大聖堂を出ると、目の前に建つ鐘楼。









1300年に建てられた鐘楼の本来の目的は、非常時に軍隊を召集する
ためのものだったとか。

入り口で係員のおじさんに「日本人か?」と聞かれ、頷くと日本語で
描かれた説明(でもコピーし過ぎて読みにくい・・)を手渡される。
エレベーターもあるけれど、やはりここは階段を登る!!
高さは91m。ちなみにブルージュの鐘楼が83mで366段らしい。








振り返ってパチリ。
うーん、結構狭い・・・

しばらく登ると階段の横に部屋が。





なんだかアニメちっくなオブジェ・・・面白い。

これは鐘楼のてっぺんに飾ってあるドラゴンで、ゲントのシンボルであり
守り神なんだそう。









ヒモまで・・・
上からヒトがきたらすれ違えないよ~






鐘がたくさん展示してある部屋。
実際に鐘楼で使われているもので、鐘が作られる様子のビデオ上映も。














てっぺんに来た!
360度ぐるりと廻ってゲントの街並みが一望できるが・・・狭い!!

見上げる先は?!








目の前には先程訪れた聖バーフ大聖堂。

















今回見なかった聖ミヒャエル教会。
綺麗なカタチ・・・



降りる時はエレベーターであっという間。
時間も無いし、すれ違うのが大変そうなので。

下に降りたらとてもいい天気でちょっと汗もかいたのでノドが乾く。
イタリアではあまり見かけないバニラビーンズ入りの”バニラ”アイスを。





売り子の女性も親切で、なにより美味しかった!!
元気になったところでいよいよ城へ向かう。












ごちゃごちゃした町中をしばらく歩くと聖ミヒャエル橋。
この橋には三つのアーチがあって・・・








手前と奥は歩道、真ん中は運河になっている。面白いね。





運河はレイエ川と呼ばれ、向かって右のワタシ達が歩いている側は
”グラスレイ”(Graslei)" 向こう岸は”コーンレイ(Korenlei)"
と呼ばれている。どちらにも旧いギルドハウスが並ぶ。


振り返るとこんな風景。
橋向こうに見えるのが、鐘楼から見下ろした聖ミヒャエル教会。










さらに城に向かって進むと中世の精肉市場跡が。
中はカフェになっていて、本物の肉の塊がぶら下がっているとか。







目指す城が見えてきた。
この橋から見た河の風景が、なぜか心に残る・・・










いよいよ城へ。





この城はフランドル伯居城といい、堀を巡らした城塞としてはフランダース
(ベルギー北部)に残る唯一のもの。1180年にフランドル伯フィリップ・
ダルザスによって築城され、14世紀には本来の軍事的な役割を終え、
その後は貨幣鋳造所・裁判所・刑務所・綿紡工場など、さまざまな目的に
使われてきた。よって軍事に関するもの、ひいては拷問に関するものや
地下牢などもあるわけで・・その博物館でもある。
春には城で祭りも行われ、当時の様子を再現するイベント等もあるらしい。








重厚なドアをくぐると「騎士の部屋」と呼ばれる大広間へ。
他にも順路があるようだが、とりあえず脇にあった小さな階段を登る。←クセ?









急な?出口をよいしょっと上がるとその先は。









天気よくてよかったなあ。
















ちゃんと堀で囲まれている美しい城。
だが、この後この城がどういう城であったかを思い知ることとなる・・・


登ってきたのとは違う階段を降り、まず入った部屋は。









ギロチン台・・・
首を受ける袋や寝かせる台がリアル。
刃のみ使われていたものをそのまま使用しているとか。
よく見たら血の痕が生々しい・・・

その他にもたくさんの拷問器具や拷問されている様子のスケッチ画などが
あって、息苦しくなった。





でも過去の過ちとしてこのように展示し、想像力を働かせ、
やってはいけないことだと認識することは大事だと思う。
目を逸らせてはいけないと思う。面白がるなんて論外。

これら怖ろしい部屋と同じ階の別の部屋に王の部屋のようなところがあり、
そこには竪琴などが置かれていて、なんだか不気味かつ不思議だった。













さらに階段を降りると、美しいバイオリンの音色が・・・





心がほっとしたのと演奏も見事だったので、彼女の足元のカゴに少しの
お金を入れて立ち去ろうとしたら、呼び止められてCDをもらった。
思いがけないお土産ができた。

中庭に出る。








柵も何も無い・・あくまで自己責任で自由だ。
こういうところがヨーロッパは心地いい。






昔はどうやってこんな石をたくさん綺麗に集めて並べたんだろう・・・

























もっともっと長居したいくらい、ワタシはこの町がとても気に入った。
しかし今日はもうひとつの町、アントワープへ行く予定があるのだ・・・


後ろ髪を引かれつつ、この町を後にした。






(10日間の旅⑥ベルギー・アントワープへつづく)















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「無題」
あぁ~やっぱりマイクラかぁ(あちらで確認).
日本ではカブリオレって無いのかな?

石造りのお城や教会は魅力的.
こっちには無いもんねぇ.
おーしゃん 2008/08/26(Tue)21:57:39 COMMENT編集
「Re:無題」
マイクラ(micra/日産マーチのこと)こちらでも人気ですよ~^^
たしか日本にも上陸したんじゃなかったかな?
個人的にはコルトのカブリオレも上陸して欲しかったんだけど・・

日本にはないけれど日本の城も美しいですよね。
帰国したら日本の城廻りもライフワークとして続けたいです!
2008/08/28 06:45
「ありがとう」
行った事のない国の至極素敵な風景を
たくさん見せてくれてありがとう

自己責任と自由
私もそういう国に住んでみたいな
厳しいだろうけど本物の自由だね
それにしても、チビコニちゃんは素敵な女性に育ちそうだなぁ

aiai 2008/08/27(Wed)08:25:25 COMMENT編集
「Re:ありがとう」
娘はあんまり感動も注目もしてませんが・・・
なにか感じてくれてるのかしらん。^^;
でもきっと残るものがあると信じています。^^

他の海外在住の友人も言ってましたが”日本が普通で海外が特殊”
なのではなく、世界的に見ても”日本が特殊”なのかもな~と
最近しみじみ思います。
2008/08/28 06:48
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